メタウォーター株式会社は、水環境インフラ分野を主軸とし、「環境エンジニアリング事業」「システムソリューション事業」「運営事業」「海外事業」の4セグメントで事業を展開する。環境エンジニアリング事業は、水環境事業と資源環境事業で構成し、国内の浄水場・下水処理場・資源リサイクル施設向けに機械設備等の設計・建設、保守・維持管理を担う。システムソリューション事業は、浄水場・下水処理場向けの電気設備等の設計・製造、保守・維持管理を担う。運営事業は、国内の浄水場・下水処理場・資源リサイクル施設の運営を担う。海外事業は、海外の浄水場・下水処理場向け施設・設備の設計・建設、保守・維持管理に加え、民需事業も手掛ける。グループは当社、連結子会社13社、非連結子会社25社、関連会社13社で構成し、国内外で水・環境インフラのライフサイクル全体をカバーする体制を敷く。
競争優位の中核は、機械設備、電気設備、運営をまたぐ一貫対応力にある。国内の上下水道・資源リサイクル施設向けに、設計・建設から保守、維持管理、運営までを担う体制は、更新需要や包括案件で提案力を高める要素となる。研究開発面では、固液分離技術、酸化処理技術、熱操作技術、計測制御技術、生物処理技術、ICT技術をコア技術として掲げ、これらを融合した革新的な造水システム、水と資源の再生技術、高度なリサイクル技術、温室効果ガス排出削減や省エネルギー技術の開発を推進する。システム面では、監視制御システムと独自クラウドサービスWBCを活用した広域監視システム、設備管理システムを展開し、AI技術も取り込む。運営面では、24時間体制でプラントの稼働・運転状況を監視・支援するOSCを活用し、省人化、無人化、運転ノウハウの蓄積・高度化を進める。公共インフラ案件で求められる実績、技術、運営ノウハウ、法規制対応の蓄積は参入障壁として機能する。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。
国内の上下水道市場では、人口減少に伴う自治体の財政難、技術者不足、施設・設備の老朽化、地震や台風、集中豪雨等への対策が喫緊の課題となる。これに対し、PFI法の施行や水道法改正を背景に、民間の資金、技術、ノウハウを活用する公民連携が進展する。PPP/PFI推進アクションプランでは、新たな公民連携方式「ウォーターPPP」の導入拡大が打ち出され、同社にとって追い風となる。海外では、欧米で老朽化対応が進み、米国では再生水活用、欧州では環境規制の厳格化対応が重点課題となる。アジア新興国では人口増に伴う水需要増加を背景に、上下水道インフラ整備需要が高まる。加えて、AI、IoTを背景とした新たな事業機会やビジネスモデル創出も進む。一方で、物価上昇、金融資本市場の変動、中東情勢、米国政策動向は外部リスクとなる。
同社は2027年度を最終年度とする「中期経営計画2027」を策定し、受注高2,000億円以上、売上高2,000億円、営業利益130億円を経営目標に掲げる。環境エンジニアリング事業では、上下水道施設の温室効果ガス排出削減に貢献する製品・システムの開発、導入を進め、維持管理を起点とした提案とLCC最適化で更新需要を取り込む。資源環境事業では、資源リサイクル施設の更新需要に伴うDBO案件増加を見据え、提案から設計・建設・維持管理までの対応力とパートナー連携を強化する。システムソリューション事業では、監視系のマイグレーションや開発投資を進め、電気設備更新需要を獲得する。WBCの拡販も新規顧客・新規事業開拓の柱となる。運営事業では、ウォーターPPPを好機と捉え、PFI第2期案件も視野に、実績とノウハウを生かした新たなビジネスモデル提案を進める。海外事業では、欧米を戦略エリアと位置付け、再生水市場や微量汚染物質処理等の高度処理プロセスに注力する。2025年4月にはMETAWATER USA, INC.を通じて米国のSchwing Bioset, Inc.の全株式を取得し、欧米での事業拡大を加速する。加えて、研究開発投資、国内外アライアンス、ウォーターPPP等におけるSPCへの投融資を積極化する。
主要リスクは3点挙げられる。第1に、国内外の政治情勢・経済状況の変動による為替変動、物価高騰、サプライチェーン停滞の影響がある。第2に、公共事業比率の高さに起因する制度・工期リスクがある。入札制度や建設業法等の規制下で法令違反が生じた場合、指名停止や許可取消処分の可能性があるほか、関連工事の遅れにより自社工事が期限内に完了しない可能性もある。第3に、技術者確保、人財採用・教育、価格競争力、品質管理、安全衛生、情報セキュリティが事業継続上の重要論点となる。自然災害や感染症のパンデミックも、工事中断や運転維持管理停止を通じて影響を及ぼす可能性がある。
ガバナンス面では、コンプライアンス規程、情報セキュリティポリシー、品質管理規程、安全衛生管理規程、BCM規程、BCPを整備し、サステナビリティ委員会、ガバナンス分科会、経営会議、取締役会へ報告する運用を採る。海外子会社には出向者派遣を通じた直接モニタリングを実施する。研究開発は開発戦略委員会が方針と資源配分を統括する。人材面では、人を最大の財産と位置付け、新卒・即戦力採用を推進する。2025年2月にDX認定事業者、2025年3月に健康経営優良法人2025の認定を取得する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 158.0B | 22.7倍 | 1.9倍 | 0.0% | 3,570.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 179.1B | 165.6B | 150.7B |
| 営業利益 | 10.6B | 9.9B | 8.7B |
| 純利益 | 6.9B | 6.9B | 6.3B |
| EPS | 157.1 | 157.7 | 143.5 |
| BPS | 1,863.1 | 1,672.2 | 1,495.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 富士電機株式会社 | 0.21% |
| 日本碍子株式会社 | 0.20% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385632[常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部] | 0.05% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.05% |
| 光通信株式会社 | 0.04% |
| メタウォータ―グループ従業員持株会 | 0.02% |
| NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE THE HIGHLERE INTERNATIONAL INVESTORS SMALLER COMPANIES FUND[常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部] | 0.01% |
| J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 385598[常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部] | 0.01% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 [常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部] | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-01-13 | 日本碍子株式会社 | 19.10% | (2.12%) |
| 2022-12-05 | 日本碍子株式会社 | 19.10% | (2.12%) |
| 2022-12-02 | 富士電機株式会社 | 19.05% | (1.39%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-26 | TDNet | 資本政策 | メタウォーター | 株式給付信託(J-ESOP)の導入に伴う株式給付規程の制定及び第三者割当による自己株式の処分に関する | 4,090 | +2.69% |
| 2026-02-05 | TDNet | M&A | メタウォーター | 水道機工株式会社(証券コード:6403)株式に対する公開買付けの開始並びに同社及び東レ株式会社との資 | 3,500 | +1.14% |
| 2026-01-28 | TDNet | 決算 | メタウォーター | 2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 3,440 | -3.20% |
| 2026-01-28 | TDNet | IR | メタウォーター | 2026年3月期第3四半期決算説明資料 | 3,440 | -3.20% |
| 2025-10-27 | TDNet | 決算 | メタウォーター | 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 3,135 | +11.96% |
| 2025-10-27 | TDNet | IR | メタウォーター | 2026年3月期第2四半期決算説明資料 | 3,135 | +11.96% |
| 2025-10-27 | TDNet | 業績修正 | メタウォーター | 通期連結業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ | 3,135 | +11.96% |
| 2025-07-25 | TDNet | 決算 | メタウォーター | 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,357 | +6.96% |
| 2025-07-25 | TDNet | IR | メタウォーター | 2026年3月期第1四半期決算説明資料 | 2,357 | +6.96% |
| 2025-07-23 | TDNet | その他 | メタウォーター | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | 2,347 | +0.34% |
| 2025-06-24 | TDNet | 人事 | メタウォーター | 役員人事に関するお知らせ | 2,197 | -0.41% |
| 2025-06-24 | TDNet | その他 | メタウォーター | 支配株主等に関する事項について(2025年3月期) | 2,197 | -0.41% |
| 2025-06-24 | TDNet | その他 | メタウォーター | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 2,197 | -0.41% |
| 2023-01-13 | EDINET | 大量保有 | 日本碍子株式会社 | 大量保有 19.1% | — | — |
| 2022-12-05 | EDINET | 大量保有 | 日本碍子株式会社 | 大量保有 19.1% | — | — |
| 2022-12-02 | EDINET | 大量保有 | 富士電機株式会社 | 大量保有 19.05% | — | — |