株式会社M&A総研ホールディングスは、当社および連結子会社10社で構成し、M&A仲介事業、コンサルティング事業、資産運用コンサルティング事業、オペレーティング・リース事業を展開する。中核のM&A仲介事業は「M&A Techにより未来のM&A市場を創造する」を理念に掲げ、AIとM&Aアドバイザーを組み合わせたハイブリッド型サービスを提供する。譲渡希望企業や買手候補企業とアドバイザリー契約を締結し、候補先探索、条件調整、トップ面談、基本合意、買収監査、クロージングまでを支援し、主として成約時の仲介手数料を収受する。コンサルティング事業は株式会社クオンツ・コンサルティングが担い、戦略、IT、DX、AI活用、PMO、リスク・ITガバナンス変革、サイバーセキュリティ、M&A戦略からPMI、事業ポートフォリオ見直し、全社BPR、ESG、知財・無形資産ガバナンスなどを提供する。
競争優位の中核は、AIマッチングアルゴリズムと自社開発DX基盤にある。譲渡希望企業の事業内容、財務内容、事業エリア、過去の買収実績、商流や販路の拡大可能性、商材、所在地、売上規模などを用いて親和性の高い買手候補企業を自動抽出し、ロングリストを作成する。従来の属人的な候補先選定に比べ、提案スピードと質の向上、ヒューマンエラー防止、未経験者と経験者の提案品質差の縮小に寄与する。DX面では、ソーシング機能、稟議決裁システム、契約書ドラフト自動作成、営業活動の随時集計、名刺情報や営業日報の企業データベース自動連携を自社開発し、日々のマイナーバージョンアップを可能にする。経営方針の記載では、AIおよびDXシステムは全て自社開発で、改修回数は12,000回超とし、参入障壁を築くと明記する。料金体系も差別化要因で、譲渡企業から着手金や中間報酬を収受しない完全成功報酬制を採用し、契約締結の心理的・金銭的ハードルを下げる。加えて、同社運営のM&A情報サイトはオーガニック検索数が国内M&A仲介事業者の中でも高水準とされ、インバウンド案件獲得力も強みとなる。平均成約期間7.2ヶ月も、効率化の成果として示される。
市場環境は事業承継需要の拡大が追い風となる。提示テキストでは、2025年の後継者不在企業割合は50.1%で、中小企業では51.2%、小規模企業では57.3%と高水準で推移する。2024年の休廃業・解散企業件数は62,695件で3年連続増加とし、代表者高齢化が加速要因とされる。こうした状況から、第三者承継としてのM&A需要は引き続き不可欠と位置付ける。中小企業庁も事業承継促進策を進め、2029年頃に官民合わせて年間6万社のM&A実施を目標に掲げる。一方、競争環境では、同社自身がM&A仲介業務は許認可や資格、大規模設備投資が不要で参入障壁は比較的低いと認識する。法規制面では現状、M&A仲介業務を直接規制する法令は存在しないが、中小企業庁のM&A支援機関登録制度の要件変更や、将来の法令制定・改定は事業に影響し得る。
成長戦略の主軸は、M&A仲介事業の売上拡大に向けた人員増強、教育強化、システム投資、成約率向上にある。まず、優秀なM&Aアドバイザーの採用と育成を最重要課題とし、専門知識、営業力、多様な業界理解を持つ人材を対象に、ビジョン共感を重視して採用する。AIを用いた買手候補企業抽出により未経験者でも効率的に案件を成約へ導ける設計を持つため、未経験者採用も積極化する。採用面では既存人材紹介会社との関係強化、ダイレクトリクルーティングのPDCA、新卒採用、採用広報の4点を強化する方針を示す。教育面では入社時研修、継続的勉強会、M&A情報の全社共有を進める。1人あたり売上収益の向上では、受託案件数、成約率、成約単価の3要素に分解し、教育制度のシステム化で受託率改善を図り、AIマッチング精度向上と法人部人員増で成約率向上を狙う。さらに、競争力の源泉と位置付けるAIマッチングアルゴリズムへの継続投資を明示し、システム投資を差別化強化と企業価値向上に資する施策と位置付ける。コンサルティング事業も戦略、IT、DX領域での総合支援を担い、事業ポートフォリオの広がりを補完する。
主要リスクは3点に整理できる。第1にM&A市場の低迷リスクで、景気悪化や自然災害により買収ニーズが縮小し、後継者不在企業が減少した場合、需要減少につながる可能性がある。第2に競争激化リスクで、同社自身が許認可や資格、大規模設備投資が不要で参入障壁は比較的低いと認識しており、同業他社との競争激化が業績に影響し得る。第3に法的規制リスクで、将来の法令制定・改定、M&A支援機関登録制度の要件変更、会社法、金融商品取引法、税法など関連法改正が事業環境を変化させる可能性がある。加えて、機密情報を多く扱うため、情報漏洩やデータ紛失防止に向けた管理体制強化も課題として挙げる。
ガバナンス面では、リスク管理規程を定め、日常的に発生するリスクを取締役会で報告・検討し、未然防止と早期対応を図る体制を敷く。例外的または突発的なリスクには代表取締役社長がリスク対応体制を発動する方針を示す。案件進捗管理については、譲渡希望企業と買手候補企業の成約希望時期を確認し、M&Aアドバイザーが随時意思を汲み取りながら案件をコントロールする運営を行う。情報管理では情報管理規則の徹底に加え、内部監査で運用状況を詳細確認する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 31.3B | 12.0倍 | 5.9倍 | 0.0% | 578.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16.6B | 16.5B | 8.6B |
| 営業利益 | 4.8B | 8.3B | 4.6B |
| 純利益 | 2.7B | 5.7B | 2.6B |
| EPS | 48.0 | 96.6 | 45.9 |
| BPS | 97.5 | 154.4 | 96.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 佐上 峻作 | 0.58% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.04% |
| BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR ARCUS FUND SICAV - ARCUS JAPAN FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.04% |
| UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京) | 0.03% |
| INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.02% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 塚本 勲 | 0.01% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 0.01% |
| BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-19 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 3.39% | (2.07%) |
| 2026-02-27 | 佐上 峻作 | 57.91% | +5.09% |
| 2026-02-19 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.46% | (0.54%) |
| 2026-02-05 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 6.00% | +0.25% |
| 2026-01-21 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.75% | +0.57% |
| 2026-01-16 | アーカス・インベストメント・リミテッド | 5.01% | +0.01% |
| 2026-01-08 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.18% | (0.90%) |
| 2025-12-19 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 6.08% | +6.08% |
| 2025-12-04 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 4.45% | (0.97%) |
| 2025-11-20 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.42% | (0.18%) |
| 2025-11-07 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.60% | +0.38% |
| 2025-10-06 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.22% | (0.15%) |
| 2025-09-19 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.37% | +5.37% |
| 2025-04-08 | 佐上 峻作 | 52.82% | -- |
| 2025-03-07 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 3.80% | (2.61%) |
| 2025-02-07 | 佐上 峻作 | 52.82% | (0.67%) |
| 2024-08-15 | 佐上 峻作 | 53.49% | (9.50%) |
| 2024-05-09 | みずほ証券株式会社 | 0.00% | N/A |
| 2024-04-05 | みずほ証券株式会社 | 0.02% | +0.02% |
| 2024-03-25 | 佐上 峻作 | 53.49% | (9.50%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-19 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 3.39% | — | — |
| 2026-02-27 | EDINET | 大量保有 | 佐上 峻作 | 大量保有 57.91% | 759 | -4.48% |
| 2026-02-19 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.46% | 750 | +4.40% |
| 2026-02-05 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 6.0% | 1,139 | -6.41% |
| 2026-01-21 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.75% | 1,246 | -1.20% |
| 2026-01-16 | EDINET | 大量保有 | アーカス・インベストメント・リミテッド | 大量保有 5.01% | 1,264 | -0.79% |
| 2026-01-08 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.18% | 1,162 | +0.86% |
| 2026-01-05 | TDNet | 決算 | クオンツ総研HD | 2025年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,107 | +4.07% |
| 2025-12-23 | TDNet | 配当・還元 | M&A総研HD | 連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ | — | — |
| 2025-12-23 | TDNet | その他 | M&A総研HD | 支配株主等に関する事項について | — | — |
| 2025-12-19 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 6.08% | 1,104 | +0.18% |
| 2025-12-04 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 4.45% | 1,197 | -3.09% |
| 2025-11-21 | TDNet | その他 | M&A総研HD | 商号の変更及び定款の一部変更に関するお知らせ | 1,205 | -3.15% |
| 2025-11-20 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.42% | 1,188 | +1.43% |
| 2025-11-07 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.6% | 1,309 | -0.99% |
| 2025-10-31 | TDNet | 配当・還元 | M&A総研HD | (訂正)「剰余金の配当(初配)に関するお知らせ」の一部訂正について | 1,267 | +6.00% |
| 2025-10-06 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.22% | 1,232 | -0.65% |
| 2025-10-01 | TDNet | 人事 | M&A総研HD | CFOの異動および役員の異動予定に関するお知らせ | 1,259 | -3.49% |
| 2025-10-01 | TDNet | 配当・還元 | M&A総研HD | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | 1,259 | -3.49% |
| 2025-09-19 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.37% | 1,350 | +0.00% |