Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社FCE (9564)

FCEはDX推進と教育研修を柱に、純国産RPA「Robo-Pat DX」と人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」、教育向け「7つの習慣J®」などを展開する。RPAは初期費用無し・月次契約・現場部門でも扱える操作性を特徴とし、販売パートナー網も活用する。教育分野では通年提供やサイト利用料など継続課金型収益を持ち、既存顧客へのクロスセルで成長を図る。[本社]東京都新宿区 [創業]2017年 [上場]2022年

1. 事業概要

FCEグループは、当社と連結子会社1社で構成し、DX推進事業、教育研修事業、その他事業を展開する。DX推進事業では、純国産RPAソフトウェア「Robo-Pat DX」を開発・提供し、コンサルティングも併せて実施する。教育研修事業では、学校・学習塾向けの「7つの習慣J®」、学習塾支援、東京インターナショナルスクール勝どき校の運営、「Find!アクティブラーナー」、中高生向け手帳「フォーサイト」、7つの習慣セルフコーチング、企業向けの研修・コンサルティング、人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」、連結子会社日本コスモトピアによる「みんなの学習クラブ」「Selfee」を提供する。その他事業では「キングベアー出版」の名称で『完訳 7つの習慣』等のビジネス書を出版する。

2. 競争優位性

同社の差別化要因として、全社員を「コンサルタント」として育成し、単なるサービス提供にとどまらず、クライアントの根本的な課題解決やありたい姿の実現を支援する体制を掲げる点が挙がる。DX推進事業の「Robo-Pat DX」は、「パーソナルRPA」をコンセプトに、ユーザー部門でも運用できる直感的な操作性、対象アプリケーションを問わない融通性、初期費用無し、月ごとの契約による柔軟な運用を特徴とし、従来RPA導入のハードルを感じていた中堅・中小企業や大企業の部門単位の需要に対応する。収益面では、顧客企業および販売パートナー経由のライセンス利用料収入を得る構造を持つ。教育研修分野では、「7つの習慣®」ライセンスを活用した「7つの習慣J®」や「7つの習慣®研修®Business Ownership」を展開し、後者は3,100社以上が導入する。前者は累計35万人が受講し、学校法人や学習塾に通年型で提供し継続的に対価を受領する。加えて、教師向けファシリテーター資格研修、学校向けサイト利用料、「Smart Boarding」のプラットフォーム利用など、継続課金性を持つ商材を複数保有する点がビジネスモデル上の強みとなる。

3. 市場環境

DX推進事業の関連業界では、働き方改革や出社・リモートを問わない自動化、生産性改善ニーズが継続し、市場環境は良好と記載する。少子高齢化、働き方改革、深刻な人手不足を背景に、DX推進の流れは今後も継続すると同社はみる。一方で、DX推進事業は既存事業者や新規参入企業との競争激化を想定する。教育研修事業の関連業界では、人的資本経営の広がりや人材育成投資意識の高まりを背景に、戦略的研修の重要性が再認識され、リーダー層やデジタル人材育成、主体性を目的とした研修、オンラインと対面を組み合わせた学習形態への需要が高まる。教育分野では、学習指導要領改訂に伴うアクティブ・ラーニング需要も追い風となる一方、少子化や教育制度変更はリスク要因となる。

4. 成長戦略

成長戦略の中核は、DX推進事業の商品力強化、販売体制強化、教育研修事業の拡販、既存顧客基盤へのクロスセルに置く。RPAでは「Robo-Pat DX」の機能充実、認知度向上、代理店網強化、販売パートナー増強を通じて地方企業向け展開を加速する方針を示す。導入企業数は2019年9月末449社から2025年9月末1,834社へ拡大する。教育研修では、「7つの習慣J®」「7つの習慣®研修」のオンライン事業化により受講利便性を高め、全方位的な年代・層に合わせたコンテンツラインナップ拡充、コンテンツ間シナジーによる認知拡大とクロスセルを目指す。eラーニング市場の拡大期待を背景に、「Smart Boarding」の拡販を推進し、直販導入企業数は2025年9月末807社とする。さらに、「7つの習慣®研修」のフォローツールとして「Smart Boarding」をセット提供しストック比率を高める方針を示すほか、「RPA Robo-Pat DX」と「Smart Boarding」の顧客相互紹介による事業間クロスセルも企図する。加えて、2025年10月開始のAIエージェント事業へ積極投資し、早期立ち上げを目指す。

5. リスク

主なリスクとして、第一に教育事業における少子化の影響が挙がる。学齢人口減少により学校の生徒数確保競争が激化し、教育業界全体が著しく縮小した場合、業績に影響する可能性がある。第二に、DX推進事業では競合激化と提携先との関係がリスクとなる。特に「Robo-Pat DX」を構成する技術の一部について株式会社PKSHA Associatesからライセンス供与を受けており、提携関係の変化は影響度が大きいと整理する。第三に、グループ共通で人材確保、IT技術革新、法的規制、個人情報管理などのリスクを抱える。

6. ガバナンス

当社は、予期せぬ損害や損失を発生させる可能性のあるものをリスクとして定義し、リスク管理規程を定め、代表取締役を委員長とするリスク管理委員会を設置する。成長を支える組織面では、「3年で10年分の成長」を成長コンセプトに掲げ、人財育成ノウハウの標準化・仕組み化を進める。Great Place to Work®主催の「働きがいのある会社ランキング」で13年連続ベストカンパニー受賞も記載する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。財務面では、純資産と負債の適切なバランスを保ちつつ、事業収益や金融機関借入を通じて成長資金を確保し、財務体質の維持・向上を図る方針を示す。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XDAL | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
11.0B 16.5倍 2.9倍 0.0% 499.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.1B 5.0B 4.2B
営業利益 912M 722M 582M
純利益 663M 502M 319M
EPS 30.2 26.4 17.4
BPS 172.4 154.3 91.1

大株主

株主名持株比率
株式会社デュケレ0.34%
株式会社リンクアンドモチベーション0.21%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口0.05%
佐藤 陽彦0.03%
野村信託銀行株式会社(投資口)0.02%
株式会社マルチメディアネットワーク0.02%
株式会社PKSHA Tecnology0.01%
小林 裕0.01%
升本 甲一0.01%
尾上 幸裕0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-12鷲見 貴彦 5.03%+2.03%
2025-04-03株式会社デュケレ 34.39%(7.50%)
2024-09-09株式会社リンクアンドモチベーション 21.31%+10.03%
2024-09-06佐藤陽彦 3.81%(1.35%)
2024-08-27株式会社リンクアンドモチベーション 11.28%N/A
2024-08-26株式会社リンクアンドモチベーション 11.28%+11.28%
2024-08-21佐藤陽彦 3.88%(1.28%)
2024-08-21佐藤陽彦 3.88%(1.28%)
2024-04-02近藤 隆 4.60%(1.10%)
2023-09-04鈴木 甲子雄 4.37%(1.01%)
2023-08-14佐藤陽彦 5.16%(0.94%)
2023-07-31鈴木 甲子雄 5.38%(1.01%)
2023-07-26鈴木 甲子雄 5.38%(1.01%)
2022-10-28株式会社デュケレ 41.89%+38.89%
2022-10-28近藤 隆 5.70%+0.70%
2022-10-27鈴木 甲子雄 6.39%+1.39%
2022-10-27佐藤陽彦 6.10%+1.10%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-12EDINET大量保有鷲見 貴彦大量保有 5.03%550-4.73%
2025-12-25TDNetその他FCE支配株主等に関する事項について674-0.89%
2025-12-25TDNet人事FCE2026年1月1日付役員人事に関するお知らせ674-0.89%
2025-12-01TDNetIRFCE2025年9月期 通期決算説明会 スクリプト並びに質疑応答要旨680-2.65%
2025-11-27TDNetIRFCE2025年9月期通期 決算説明会資料704-1.28%
2025-11-27TDNetIRFCE会社案内および2025年9月期通期決算説明(要約版)704-1.28%
2025-11-20TDNetその他FCE定款一部変更に関するお知らせ675+1.63%
2025-11-20TDNet人事FCE役員人事に関するお知らせ675+1.63%
2025-09-16TDNetその他FCE2025年10月1日付組織体制変更および人事に関するお知らせ756+4.10%
2025-07-24TDNet新規事業FCE株式会社ジーニー及びJAPAN AI株式会社との資本業務提携およびAIエージェント事業への参入に関す770+6.36%
2025-04-03EDINET大量保有株式会社デュケレ大量保有 34.39%500-2.80%
2024-09-09EDINET大量保有株式会社リンクアンドモチベーション大量保有 21.31%
2024-09-06EDINET大量保有佐藤陽彦大量保有 3.81%
2024-08-27EDINET大量保有株式会社リンクアンドモチベーション大量保有 11.28%
2024-08-26EDINET大量保有株式会社リンクアンドモチベーション大量保有 11.28%
2024-08-21EDINET大量保有佐藤陽彦大量保有 3.88%
2024-08-21EDINET大量保有佐藤陽彦大量保有 3.88%
2024-04-02EDINET大量保有近藤 隆大量保有 4.6%
2023-09-04EDINET大量保有鈴木 甲子雄大量保有 4.37%
2023-08-14EDINET大量保有佐藤陽彦大量保有 5.16%