アイネットグループは、当社、子会社4社、関連会社2社で構成し、情報処理サービス、システム開発サービス、システム機器販売を主力事業とする。情報処理サービスは、自社で運営するデータセンターを活用する中核事業にあり、データセンター・クラウドサービス、受託計算サービス、プリント・メーリング・BPOサービスで構成する。具体的には、石油販売業、小売流通業、金融業等の勘定系・情報系処理受託、クレジットデータの与信管理とカード会社への納品代行、通知書や販促DMの印刷・加工・発送処理、ITマネージドサービスを展開する。システム開発サービスでは、金融、流通、製造、官公庁向け基幹業務ソフトウエア、組込みソフトウエアの受託開発、パッケージソフト開発・販売、運用支援要員の派遣を行う。グループ会社では、官公庁、金融、流通、製造、文教向けシステム構築、計測・制御系ソフト開発、生命保険会社向けITコンサルティング、営業系システム構築などを担う。
競争優位の中核は、自社データセンターを軸に情報処理サービスとシステム開発サービスを最適な形で組み合わせ、安全にワンストップで提供できる点にある。会社は、DXソリューション、クラウドサービス、受託計算、決済、プリント・メーリングサービス・BPO、システム開発、組込制御、基盤開発・運用監視まで多岐にわたる機能を保有し、他社が安易に真似できない独自の事業展開と位置付ける。祖業であるサービスステーション向け受託計算サービスから蓄積した業務ノウハウも差別化要因となる。特に「運用・BPOのアイネット」として情報処理産業において確固たる地位を確立と明記する。市場シェアの定量開示は限定的ながら、中期計画ではSS、LPG販売会社向けで顧客数増加による市場シェア拡大を掲げる。参入障壁としては、データセンターやクラウドサービスにおける多額の初期投資、老朽化対応や需要増加に応じた継続投資、安定運用に必要な技術者体制、保守管理体制、品質管理体制の蓄積が挙がる。データセンターが免震構造を有する点も運用品質面の強みとなる。
情報サービス業界では、企業の人手不足や省力化対応を背景に業務効率化システム需要が継続する。加えて、DXをテーマとしたシステムやソフトウエアのクラウド化、AI活用、IoT普及拡大により、システム関連投資は増加し、市場は拡大傾向にある。一方で、業界内では事業者間競争が激しく、他業種からの新規参入や海外企業の台頭に伴う価格低下圧力が存在する。顧客企業の情報化投資は景気動向、法制度変更、業界再編の影響を受けやすく、需要変動リスクも抱える。石油業界向け売上高が依然として連結売上高の約2割を占めるため、同業界の制度変更や事業環境急変も注視点となる。個人情報保護法に基づく規制対象にあり、情報管理体制の高度化が事業継続上の前提となる。
2025年度より中期経営計画「Up Stage 2027」を開始し、2028年3月期に売上高500億円、営業利益35億円、EBITDA65億円、ROE13.0%を目標に掲げる。全社戦略として、データセンターを基盤とするプラットフォーム戦略を強化し、プラットフォーム上のサービスと戦略的協業パートナーの拡大を通じて、より広範な市場参入と新たなビジネスチャンス創出を図る。情報処理サービスでは、インフラ運用やシステム運用等のマネージドサービス拡大、ランサムウェア対策等のセキュリティサービス提供、新たなクラウドプラットフォームサービス構築、SaaS提供企業や代理店、パートナー企業との連携強化を進める。受託計算では、SS、LPG販売会社向けの顧客数増加による市場シェア拡大、エネルギー業界向けDX支援拡充、石油元売企業や商社向けビジネス拡大を狙う。プリント・メーリング・BPOではPODサービス拡大、データセンターサービスとのクロスセル、設備増強と効率運営を推進する。システム開発では、高スキル人材の確保・育成、自社サービス開発と販売強化、エンドユーザー取引拡大、ビジネスパートナー連携強化、プロジェクト管理高度化を進める。加えて、第3データセンター新設、データセンター容量・能力増強、省エネルギー・グリーンデータセンター推進を掲げる。研究開発では、IoT Gateway、Data Storage Hub、拡張アナリティクスを柱に、Dream Data Sensing® Platformのサービス化検証、スマートオフィスPoC、データセンター風量モニタリングPoC、RAGを用いた生成AIサービスのプロトタイプ実装検証、生成AIによるコード生成や自動テスト検証を実施する。
主要リスクは3点に集約できる。第1に、データセンター運営リスクにあり、マシントラブル、不正侵入、ウイルス感染、顧客データ漏洩、通信回線切断、電力供給停止、運用コスト増大が安定運営を阻害する可能性を持つ。第2に、システム開発リスクにあり、想定外の仕様取り込みや問題発生による納期遅延、損害賠償、原価超過が収益性を圧迫する。第3に、特定業種依存と人材確保リスクにあり、石油業界向け売上比率の高さ、優秀人材の離職や採用難が事業継続に影響する。自然災害や感染症もデータセンター運営と人的稼働の両面で重要な不確実性となる。
ガバナンス面では、グループ理念「inet Way」を企業理念、企業ビジョン、経営方針、中期経営計画の4本柱で構成し、企業行動憲章と行動指針を土台に据える。サステナビリティ施策として、資本コストを意識した経営の実現、政策保有株式の縮減、グループガバナンス強化、経営・モニタリング機能高度化、次世代経営人財とコーポレート人財の育成を掲げる。情報セキュリティ面ではinet-SIRTを組織し、脅威監視、分析、未然防止対策を実施し、リスク管理委員会の月次運営で対策充実を図る。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。沿革情報も提示されておらず、本社所在地の詳細、創業年、上場年の厳密な確認は提示テキスト内では限定的となる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | — | — |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 39.0B | 37.8B | 35.0B |
| 営業利益 | 2.6B | 2.9B | 2.1B |
| 純利益 | 2.3B | 2.2B | 1.3B |
| EPS | 147.2 | 137.5 | 84.1 |
| BPS | 1,265.8 | 1,257.3 | 1,099.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| アイネット従業員持株会 | 0.08% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.06% |
| 株式会社システナ | 0.05% |
| 株式会社横浜銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 0.05% |
| 玉野  玲子 | 0.03% |
| 池田  真人 | 0.03% |
| 北川  康浩 | 0.02% |
| 有限会社エヌ・アンド・アイ | 0.02% |
| 公益財団法人アイネット地域振興財団 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-12-05 | ゴールドマン・サックス・インターナショナル | 0.16% | (6.08%) |
| 2025-12-04 | 野村證券株式会社 | 2.55% | (2.89%) |
| 2025-11-25 | OFI・01株式会社 | 83.41% | -- |
| 2025-11-21 | 野村證券株式会社 | 5.44% | +0.44% |
| 2025-11-18 | OFI・01株式会社 | 83.41% | +83.41% |
| 2025-11-10 | 野村證券株式会社 | 5.00% | +5.00% |
| 2025-10-22 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 6.29% | +6.29% |
| 2024-05-16 | 池田 真人 | 2.61% | (2.46%) |
| 2024-05-16 | 池田 真人 | 5.07% | +3.07% |
| 2024-05-15 | 有限会社エヌ・アンド・アイ | 1.95% | (9.97%) |
| 2024-05-13 | 池田 真人 | 100.00% | +97.00% |
| 2024-05-13 | 池田 真人 | 100.00% | +97.00% |
| 2024-05-13 | 玉野 玲子 | 5.04% | +0.04% |
| 2024-05-13 | 玉野 玲子 | 3.25% | (1.79%) |
| 2024-05-13 | 有限会社エヌ・アンド・アイ | 1.95% | -- |
| 2024-02-06 | 株式会社横浜銀行 | 4.90% | +0.90% |
| 2023-07-07 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 4.34% | (1.12%) |
| 2023-05-09 | 株式会社横浜銀行 | 5.51% | +2.51% |
| 2023-04-21 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 5.46% | +5.46% |
| 2023-04-07 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 4.66% | (1.11%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-25 | TDNet | MBO・上場廃止 | アイネット | 当社株式の上場廃止に関するお知らせ | 2,516 | — |
| 2025-12-18 | TDNet | 株主総会 | アイネット | 株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせ | 2,516 | +0.00% |
| 2025-12-18 | TDNet | その他 | アイネット | 自己株式の消却に関するお知らせ | 2,516 | +0.00% |
| 2025-12-05 | EDINET | 大量保有 | ゴールドマン・サックス・インターナショナ | 大量保有 0.16% | 2,512 | +0.00% |
| 2025-12-04 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 2.55% | 2,513 | -0.04% |
| 2025-11-25 | EDINET | 大量保有 | OFI・01株式会社 | 大量保有 83.41% | 2,516 | -0.04% |
| 2025-11-21 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.44% | 2,515 | +0.04% |
| 2025-11-21 | TDNet | 株主総会 | アイネット | 臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ | 2,515 | +0.04% |
| 2025-11-18 | EDINET | 大量保有 | OFI・01株式会社 | 大量保有 83.41% | 2,516 | -0.12% |
| 2025-11-18 | TDNet | M&A | アイネット | OFI・01株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果 並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の | 2,516 | -0.12% |
| 2025-11-10 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.0% | 2,528 | -0.04% |
| 2025-10-22 | EDINET | 大量保有 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 大量保有 6.29% | 2,526 | +0.04% |
| 2025-10-02 | TDNet | M&A | アイネット | OFI・01株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨のお知らせ | 1,649 | +24.26% |
| 2025-10-02 | TDNet | 業績修正 | アイネット | 2026年3月期の期末配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ | 1,649 | +24.26% |
| 2025-08-25 | TDNet | その他 | アイネット | コミットメントライン契約の締結に関するお知らせ | 1,800 | +0.94% |
| 2024-05-16 | EDINET | 大量保有 | 池田 真人 | 大量保有 2.61% | — | — |
| 2024-05-16 | EDINET | 大量保有 | 池田 真人 | 大量保有 5.07% | — | — |
| 2024-05-15 | EDINET | 大量保有 | 有限会社エヌ・アンド・アイ | 大量保有 1.95% | — | — |
| 2024-05-13 | EDINET | 大量保有 | 池田 真人 | 大量保有 100.0% | — | — |
| 2024-05-13 | EDINET | 大量保有 | 池田 真人 | 大量保有 100.0% | — | — |