Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

松竹株式会社 (9601)

松竹は映像、演劇、不動産を主軸とする。歌舞伎等の伝統芸能の継承と創造、豊富な映像ライブラリー、東銀座の優良不動産が競争優位性。映像版権許諾や不動産賃貸は安定収益に寄与する。ライブラリーの配信・海外利用、シネコン差別化、東銀座の街づくりを通じた不動産価値向上を成長ドライバーとする。2025年2月にBS放送事業からの撤退を決定し、事業ポートフォリオの再編を進める。 [本社]東京都中央区 [創業]1920年 [上場]1924年

1. 事業概要と競争優位性

松竹株式会社は、映像関連、演劇、不動産の3事業を主軸に展開しています。映像関連事業では、劇場用映画の製作・配給・興行、映像版権許諾、ビデオソフト販売などを手掛け、子会社松竹マルチプレックスシアターズが映画興行を担います。2025年2月にBS放送事業からの撤退を決議しました。演劇事業は、歌舞伎公演を中心に演劇の企画・製作・興行、俳優・タレントの斡旋を行います。不動産事業は、所有不動産の賃貸、管理・清掃が主要業務です。

当企業グループの競争優位性は、歌舞伎に代表される伝統芸能の企画・製作・興行における長年のノウハウとブランド力にあります。質の高い古典の上演と新しい作品の創作、俳優育成は高い参入障壁を形成。豊富な映像コンテンツライブラリーを保有し、その版権許諾や二次利用(配信、海外利用)による収益機会を創出する点も強みです。不動産事業においては、東銀座エリアに主要拠点を持ち、そのブランド価値向上と街づくりへの貢献を通じて、安定的な収益基盤を構築しています。映像版権許諾や不動産賃貸は、安定的な収益源としてグループ全体の経営を支えています。

2. 沿革ハイライト

松竹の歴史は1895年、大谷竹次郎による京都での演劇興行に始まります。1920年、松竹キネマ合名社を創立し映画製作・配給を発表、同年11月に帝国活動写真株式会社を設立し、これが当社の設立日となります。1924年12月には東京・大阪株式取引所に上場。その後、撮影所を開設し映画製作基盤を確立するとともに、主要劇場を直営・開場し、演劇興行の拠点網を構築しました。1937年4月には松竹興行株式会社を吸収合併し、社名を松竹株式会社に変更。1990年代以降は、シネマコンプレックス事業や衛星放送事業に進出しました。2013年4月には歌舞伎座及び歌舞伎座タワーが竣工・新開場し、東銀座エリアのランドマークとなりました。2022年4月には東京証券取引所のプライム市場へ移行。2023年10月には銀座2丁目松竹ビル等を取得し、不動産事業を強化しています。

3. 収益・成長戦略

当企業グループは、劇場用映画及び演劇の興行成績が不安定であると認識し、安定した収益基盤の強化を重視しています。

成長ドライバーとして、映像関連事業では、独自の製作力を高め自社企画・幹事作品を増やすとともに、多様な製作・出資形態による作品調達に注力し、利益率向上を図ります。充実したライブラリーを配信や海外利用等のライセンスビジネスに活用し、収益機会を拡大。映画興行では、他社との差別化につながる設備導入を進め、顧客体験価値を高めます。

演劇事業では、歌舞伎公演において質の高い古典の上演と新しい作品の創作を継続し、次代を担う俳優の活躍の場を広げます。一般演劇では多様なジャンルの作品に取り組み、シネマ歌舞伎ではライブラリー作品の二次利用を積極的に展開します。

不動産事業では、テナントコミュニケーションと新規テナント誘致により賃貸収益を確保します。長期的な収益向上策として、東銀座のブランド価値向上と街づくりに貢献し、築地市場跡地の開発動向も見据えた地域の活性化と環境整備に取り組みます。当連結会計年度の設備投資は、映画劇場の設備やKDSビル、築地松竹ビル等の不動産関連が主な投資です。

4. 財務健全性とリスク

当企業グループは、長期借入金に財務制限条項が付加されており、連結及び単体の純資産の部金額を、前年同期比75%以上かつ特定期の75%以上に維持することが求められています。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VU5K | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
161.0B 1.7倍 0.0% 11,550.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 84.0B 85.4B 78.2B
営業利益 1.7B 3.6B -776M
純利益 -664M 3.0B 5.5B
EPS -48.3 219.6 399.3
BPS 6,772.0 6,868.6 6,289.2

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
セコム株式会社0.04%
株式会社歌舞伎座0.04%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
清水建設株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
株式会社大林組0.03%
松竹映画劇場株式会社0.02%
株式会社TBSテレビ0.02%
株式会社TBSホールディングス0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-16株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.56%(1.27%)
2025-08-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.83%+1.15%
2025-03-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.68%(1.22%)
2025-01-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.90%+1.64%
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.26%+0.01%
2024-03-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.25%(1.91%)
2024-03-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.16%(0.02%)
2024-02-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.18%+1.95%
2023-09-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.23%(1.59%)
2023-09-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.82%(0.01%)
2023-07-31株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.83%+0.81%
2023-03-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.02%(1.10%)
2023-03-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.12%(0.03%)
2023-02-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.15%+0.78%
2022-09-26株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2022-09-07株式会社みずほ銀行 0.03%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-16EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.56%12,710+0.31%
2025-08-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.83%13,240-0.23%
2025-06-27TDNetその他松竹譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ13,580-0.15%
2025-06-18TDNet特損・減損松竹持分法適用関連会社の異動を伴う株式譲渡及び同社に対する債権放棄に関するお知らせ13,690+0.66%
2025-03-17EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.68%12,200-0.33%
2025-01-06EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.9%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.26%
2024-03-18EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.25%
2024-03-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.16%
2024-02-05EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.18%
2023-09-19EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.23%
2023-09-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.82%
2023-07-31EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.83%
2023-03-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.02%
2023-03-06EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.12%
2023-02-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.15%
2022-09-26EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%
2022-09-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%