株式会社エイチ・アイ・エスは、旅行事業、ホテル事業、九州産交グループ、その他事業の4部門で構成する企業グループ。旅行事業は海外旅行・国内旅行および付帯事業が中核で、HAWAII HIS CORPORATION、H.I.S. INTERNATIONAL TOURS (NY) INC.、H.I.S. GUAM, INC.、H.I.S. KOREA CO., LTD.、H.I.S. TAIWAN COMPANY LIMITED、H.I.S. INTERNATIONAL TRAVEL PTE LTD、H.I.S. AUSTRALIA PTY. LTD.、HIS - MIKI TRAVEL UK LIMITED、株式会社オリオンツアー、株式会社クオリタ、株式会社欧州エキスプレス、株式会社クルーズプラネットなどを擁する。ホテル事業は日本、台湾、米国、トルコ等で展開し、H.I.S.ホテルホールディングス株式会社、GUAM REEF HOTEL, INC.、Green World Hotels Co., Ltd.などが担う。九州産交グループは自動車運送事業、不動産賃貸業等を行う。その他事業では、株式会社ラグーナテンボスが愛知県蒲郡市でテーマパークを所有・運営し、エイチ・エス損害保険株式会社が海外旅行保険中心の損害保険業務、株式会社エス・ワイ・エスが客室予約システムの開発・運営、Cross Eホールディングス株式会社傘下が施設管理や機械設置工事・メンテナンス等のインフラ事業を行う。
当社グループの明示された強みは、国内149拠点、海外58カ国110都市141拠点のグローバルネットワークにある。この拠点網は、旅行事業における商品造成、現地対応、情報収集、新たな流通モデル構築の基盤となる。中期方針でもこのネットワークを活用し、既存流通に加えてキャリア直販やOTA拡大に対応した新たな流通の構築を進める方針を掲げる。加えて、基幹事業である旅行事業ではHIS独自の「品質安全管理ガイドライン」を作成し、海外支店や取引先にも周知しており、安全管理・品質管理の運用ノウハウを蓄積する。AI・DXなどのテクノロジーと、コアコンピタンスと位置付ける「人材」を掛け合わせる点も差別化要素として示す。客室予約システムを手掛ける株式会社エス・ワイ・エスをグループ内に持つことは、宿泊関連のデジタル接点を内製的に持つ構造として注目点となる。一方、特許、圧倒的市場シェア、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。
外部環境として、価値観の多様化によるマーケットの変化、流通の多様化による競合環境の激化、AI活用やDXによる技術進化が急速に進むと認識する。旅行事業では、キャリア直販やOTAなど新たな流通形態の拡大により、従来の代理店モデルの変革が求められる局面にある。また、当社グループのセグメント別売上高は旅行事業が82.9%を占め、国別売上高は日本に79.6%集中しており、日本の旅行市場の環境変化の影響を受けやすい構造を持つ。加えて、各国の政治・経済動向、法制度、地政学的要因、気候変動、感染症、航空事故、テロや戦争などが需要や事業運営に影響し得る。旅行業法に基づく処分リスクへの言及もあり、品質・安全管理と法令順守は業界運営上の重要要素となる。
2030年に創業50周年を迎えるにあたり、Vision2030「挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に Change & Create」を掲げる。2026年10月期の経営方針は「AI、テクノロジーと人との協業による変革」とし、AI・テクノロジー推進による体験価値創造、生産性向上、人財の最適配置を進める。成長ドライバーとしてグローバルのnon-Japaneseマーケットを重点領域に位置付け、日本人向けサービスで培った知見・スキルを非日本人顧客へ展開する方針を示す。さらに、グローバルネットワークを活かした新たな流通の構築、M&A・投資・提携による新規領域参入と既存事業拡大、グループ横断的なCRM導入によるLTV最大化を推進する。2026年10月期をCRMシステム導入の初年度と位置付け、顧客起点型への転換を図る。設備投資面では、旅行事業で店舗・事業所の移転改装や旅行予約システム等の開発改修を進め、ホテル事業や九州産交グループにも重点投資する。財務方針では資本増強、有利子負債削減、財務基盤強化、安定的かつ継続的な利益配分を掲げる。
主要リスクの第1は、旅行事業への高い依存と日本市場集中に伴う需要変動リスクとなる。政治・経済、地政学、感染症、自然災害、原油価格上昇による燃油特別付加運賃の上昇などが旅行総需要を左右する。第2は、システム障害・情報セキュリティリスクとなる。通信ネットワークやプログラム不具合、ウイルス感染、情報漏洩や改ざんはサービス中断や信用毀損につながる。第3は、ガバナンス・コンプライアンスリスクとなる。連結子会社における雇用調整助成金受給問題を受け、グループガバナンス強化が重要課題として顕在化する。
当社は、特別調査委員会の調査結果と再発防止策の提言を受け、2025年4月に子会社ガバナンス検討委員会を時限的に設置し、グループ内役員の選任基準、任期基準、評価制度等を討議し、規程へ反映した。マネジメント層の固定化防止、親会社取締役や子会社管理部門と子会社のコミュニケーション強化、情報共有促進を進める。全社方針としても、コーポレートガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメントを柱とする体制確立を掲げる。株主還元方針は、2026年10月期財務方針の中で安定的かつ継続的な利益配分の実行を明示する。創業年、本社所在地、上場年の沿革記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 85.1B | 16.9倍 | 1.4倍 | 0.0% | 1,065.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 373.1B | 343.3B | 252.2B |
| 営業利益 | 11.6B | 10.9B | 1.4B |
| 純利益 | 4.7B | 8.7B | -2.6B |
| EPS | 63.2 | 116.7 | -35.5 |
| BPS | 743.3 | 695.5 | 543.2 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 澤田 秀雄 | 0.24% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 0.10% |
| 有限会社秀インター | 0.05% |
| NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE WS WALES PENSION PARTNERSHIP(WALES PP)ASSET POOLING ACS UMBRELLA (常任代理人 香港上海銀行東京支店)   | 0.03% |
| ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| エイチ アイ エス従業員持株会 | 0.01% |
| JP MORGAN CHASE BANK   (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) (常任代理人 JPモルガン証券株式会社)   (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.01% |
| 株式会社日本カストディ銀行 | 0.01% |
| 澤田 まゆみ | 0.01% |
| ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-01-22 | 澤田 秀雄 | 28.51% | +0.19% |
| 2026-01-21 | 澤田 秀雄 | 28.51% | +0.19% |
| 2025-01-08 | 澤田 秀雄 | 29.28% | (1.40%) |
| 2025-01-08 | 澤田 秀雄 | 28.32% | (0.96%) |
| 2024-08-29 | 株式会社エイチ・アイ・エス | 70.57% | +70.57% |
| 2024-04-25 | 澤田 秀雄 | 30.68% | -- |
| 2024-04-24 | 澤田 秀雄 | 30.68% | (1.00%) |
| 2024-04-23 | 澤田 秀雄 | 1.13% | (0.03%) |
| 2024-04-04 | 澤田 秀雄 | 30.68% | (1.00%) |
| 2023-09-25 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 4.03% | (1.28%) |
| 2023-08-22 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 5.31% | +5.31% |
| 2023-04-21 | みずほ証券株式会社 | 0.02% | N/A |
| 2022-10-07 | みずほ証券株式会社 | 0.01% | +0.01% |
| 2022-06-22 | RUSSELL INVESTMENTS IMPLEMENTA | 3.85% | (1.62%) |
| 2022-02-22 | RUSSELL INVESTMENTS IMPLEMENTA | 5.47% | +5.47% |
| 2021-12-22 | RUSSELL INVESTMENTS IMPLEMENTA | 3.93% | (1.10%) |
| 2021-09-07 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 4.48% | (1.03%) |
| 2021-07-12 | 澤田 秀雄 | 31.68% | (2.56%) |
| 2021-04-07 | レオス・キャピタルワークス株式会社 | 5.51% | +5.51% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-11 | TDNet | その他 | H.I.S. | 当社連結子会社における雇用調整助成金等の事案に関する最終報告 | 1,125 | -3.02% |
| 2026-02-26 | TDNet | その他 | H.I.S. | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | 1,268 | +0.95% |
| 2026-01-28 | TDNet | 人事 | H.I.S. | 新任執行役員および執行役員の委嘱変更のお知らせ | 1,291 | -1.47% |
| 2026-01-28 | TDNet | その他 | H.I.S. | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 1,291 | -1.47% |
| 2026-01-22 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 28.51% | 1,319 | +1.44% |
| 2026-01-21 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 28.51% | 1,339 | -1.49% |
| 2025-12-12 | TDNet | 決算 | H.I.S. | 2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,272 | +6.92% |
| 2025-12-12 | TDNet | 特損・減損 | H.I.S. | 特別損失の計上に関するお知らせ | 1,272 | +6.92% |
| 2025-12-12 | TDNet | その他 | H.I.S. | HISグループにおける再発防止策実施報告 | 1,272 | +6.92% |
| 2025-10-22 | TDNet | 人事 | H.I.S. | 代表取締役の異動および役員の異動に関するお知らせ | 1,343 | +2.76% |
| 2025-10-22 | TDNet | 人事 | H.I.S. | 組織の改編および役員の委嘱変更に関するお知らせ | 1,343 | +2.76% |
| 2025-10-22 | TDNet | M&A | H.I.S. | 株式会社サウスウイングの株式取得(子会社化)に関するお知らせ | 1,343 | +2.76% |
| 2025-09-22 | TDNet | M&A | H.I.S. | (開示事項の経過)当社連結子会社による株式取得(完全子会社化)に関する株式譲渡契約締結のお知らせ | 1,396 | +2.44% |
| 2025-01-08 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 29.28% | — | — |
| 2025-01-08 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 28.32% | — | — |
| 2024-08-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社エイチ・アイ・エス | 大量保有 70.57% | — | — |
| 2024-04-25 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 30.68% | — | — |
| 2024-04-24 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 30.68% | — | — |
| 2024-04-23 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 1.13% | — | — |
| 2024-04-04 | EDINET | 大量保有 | 澤田 秀雄 | 大量保有 30.68% | — | — |