Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

東京テアトル株式会社 (9633)

東京テアトルは映像、飲食、不動産の3事業を展開する。基幹の映像では映画興行に加え、制作配給、広告・イベントまで手掛け、映画館保有を背景に配信など二次利用収入やシネアド拡大を狙う。不動産では中古マンション再生販売で直接仕入れノウハウと「リノまま」ブランドを活用し、飲食ではセントラルキッチンを軸に中食・卸売を育成する。M&Aや提携も推進する。[本社]東京都中央区 [創業]1946年 [上場]1949年

1. 事業概要

東京テアトルは、当社および連結子会社5社で構成し、「映像関連事業」「飲食関連事業」「不動産関連事業」を展開する。映像関連事業は映画興行、映画配給、映画・ドラマ制作、総合広告サービス、イベント企画で構成し、当社とアクシー株式会社が担う。飲食関連事業は、札幌開発株式会社、株式会社テアトルダイニング、株式会社西洋銀座が、飲食店経営、食材の加工・販売を手掛ける。不動産関連事業は、当社と東京テアトルリモデリング株式会社が、不動産賃貸、中古マンション等の再生販売、マンション等のリフォームを担う。企業理念は「Sound of Your Life ~あなたの人生に豊かな響きを~」にあり、基幹事業を通じて社会貢献を図る。中期経営方針として「プロデュースカンパニーへの革新」を掲げ、作られたものを売る会社から、消費者が求めるものを創る会社への転換を進める。

2. 競争優位性

同社の特徴は、映画館を保有しつつ、興行だけでなく制作配給、広告、イベントまでを一体運営する点にある。映像関連事業では、映画館を所有していることを背景に、映画に限らず様々なジャンルへの「コンテンツ」投資を行い、配信などの二次利用収入拡大に向けてライツビジネスを強化する方針を示す。映画の出資や配給に付随して、シネアドやデジタルサイネージといった周辺ビジネスを強化できる点も、単館興行にとどまらない収益機会につながる。不動産関連事業では、従来の仲介会社経由の仕入れに加え、ウェブや自社の映画館、飲食店等を活用した個人からの直接仕入れに取り組み、仕入件数増加につなげている。この直接仕入れノウハウの蓄積は、エリア拡大時の競争力強化要因となる。加えて、個人向けワンストップサービス「リノまま」ブランドによる品質重視の商品づくりを進める。飲食関連事業では、所有するセントラルキッチンを活かし、中食・卸売ビジネスを強化する方針を掲げる。設備保有を前提とした加工・販売機能は、既存資源の有効活用による収益拡大余地を持つ。市場シェアや特許、規制優位に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

映像関連事業を取り巻く国内映画市場は、2024年の興行収入が2,069億円と前年を下回り、2020年以来4年ぶりの減少となった。邦画は前年を上回る一方、2023年のハリウッドのストライキ影響を受けた洋画が大きく落ち込み、邦高洋低の傾向が強まる。中高年層では動画配信サービスへのシフトが進む一方、映画館鑑賞は若年層のイベントとして根強い人気を持つ。SVOD市場は2024年に5,710億円、前年比106%と拡大を続けるが、伸びはやや緩やかとなり、成熟期入りの兆候がうかがえる。広告市場は2024年に7兆6,730億円、前年比104.9%で3年連続過去最高を更新し、インターネット広告費は市場全体の47.6%まで拡大した。飲食関連では、外食市場が前年比108.4%と3年連続で前年超えとなる一方、原材料高騰や人手不足で利益確保は容易でない。中食市場は前年比102.8%で4年連続拡大し、11兆円超となった。不動産関連では、都内賃貸オフィスの空室率が2025年に3%台まで低下し、賃料も緩やかな上昇基調にある。首都圏中古マンション市場は2024年の成約件数が37,222件、前年比103.4%と好調で、成約単価も12年連続で上昇した。

4. 成長戦略

中期経営方針「プロデュースカンパニーへの革新」の下、人的資本の充実により売上および収益の伸長を見込む「ヒューマンリソース型ビジネス」を中核事業と位置付ける。映像関連事業では、映画を中心としたコンテンツへの積極投資により映画制作配給事業の収益拡大を図る。良質な企画を自社で手掛けることで投資回収率の安定的向上を目指し、配信などの二次利用収入拡大に向けてライツビジネスを強化する。当年度は17作品を配給した。ソリューション事業では、シネアド売上の伸長と映画連携を活かした企画提案により、イベントや広告受注の獲得を進める。不動産関連事業では、中古マンション再生販売事業で直接仕入れノウハウを強化しつつ、仕入販売エリアを拡大する。当年度は関西支社での仕入れ件数および販売件数を伸ばした。飲食関連事業では、札幌地区を中心に展開する串焼き業態で新規出店を進めるとともに、スーパー等への冷凍食品提供やテイクアウト店舗出店を通じて中食・卸売を第二の柱として育成する。当年度は「串鳥」のテイクアウト業態店舗を2店新規出店し、冷凍食品の卸売も開始した。全社横断では、事業拡大のスピードアップを目的に、他社とのアライアンス、M&A、資本提携を積極的に進める方針を示す。なお、事業環境変化が大きく、特に映像関連事業の不確実性が高いため、特定の中期経営指標は設定していない。

5. リスク

主要リスクの第一は、映像関連事業の不確実性にある。映画作品の興行成績は予測が難しく、出資作品の権利収入が想定を下回る可能性や、制作遅延、公開延期、公開中止の可能性を抱える。第二は、飲食関連事業における食品安全リスクにあり、食中毒や誤表示、鳥インフルエンザ等による食材調達支障が業績に影響し得る。第三は、不動産市況変動リスクにあり、税制変更、金利上昇、法制変更、賃料相場下落、在庫滞留、時価下落が収益や財政状態に影響し得る。加えて、所有不動産の老朽化、物価上昇、人材確保、減損、資金調達、情報セキュリティ、気候変動もリスクとして列挙する。

6. ガバナンス

提示テキスト内では、取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な経営体制は確認できない。一方、気候変動対応を含むサステナビリティ推進のため、サステナビリティ委員会を設置し、財務への影響と対応を分析すると記載する。情報セキュリティ面では、社内の専門部署に情報管理者を選任し、管理責任を明確化する。人的資本面では、多様な人材確保と働きやすい職場環境整備を進める方針を示す。従業員数は連結で436名、提出会社で143名となる。労働組合は東京テアトル労働組合で、2025年3月31日現在の組合員数は90名となる。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W9CX | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
13.4B 4.2倍 0.7倍 1.8% 1,672.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 19.8B 20.7B 18.2B
営業利益 300M 334M 50M
純利益 2.7B 833M 600M
EPS 394.6 121.9 84.7
BPS 2,472.4

大株主

株主名持株比率
三井住友信託銀行株式会社0.05%
BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. SG FAO KAZUTAKA HOSAKA (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.05%
サッポロビール株式会社0.04%
日活株式会社0.01%
トーセイ株式会社0.01%
アイザワ証券グループ株式会社0.01%
サントリー株式会社0.01%
株式会社エルピー企画0.01%
株式会社内田洋行0.01%
株式会社東北新社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-26有限会社キャピタル・マネジメント 5.01
2025-05-21三井住友信託銀行株式会社 4.31
2024-08-06三井住友信託銀行株式会社 5.34
2023-11-21三井住友信託銀行株式会社 6.54
2023-09-06三井住友信託銀行株式会社 6.95
2023-06-06三井住友信託銀行株式会社 7.44
2022-10-20三井住友信託銀行株式会社 8.49
2022-03-22三井住友信託銀行株式会社 8.52
2021-09-22三井住友信託銀行株式会社 8.4
2021-05-11三井住友信託銀行株式会社 8.34
2021-04-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2.8
2021-04-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.27

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-26TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2026-03-25TDNet固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ
2026-02-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-06TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-06TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-26TDNetHolding change by 有限会社キャピタル・マネジメント
2025-12-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-07-23TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-07-23TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-06-27TDNet当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収への対応方針)における 特別委員会の委員選任に関するお
2025-05-21TDNetHolding change by 三井住友信託銀行株式会社
2025-03-26TDNetbuyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2025-03-26TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2025-03-26TDNet固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ