Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社帝国ホテル (9708)

株式会社帝国ホテルは、ホテル及び料飲施設の運営、不動産賃貸事業を展開する。創業の精神を継ぐ「日本の代表ホテル」として、国際的ベストホテルを目指す。日比谷本館建て替えによるハードウェア刷新と人材育成強化でブランド力を高め、不動産事業拡充で収益安定化を図る。帝国ホテル京都の2026年春開業を推進し、国内外の観光・法人需要獲得に注力する。従業員満足度向上を通じたサービスレベル向上が競争優位性の源泉。三井不動産が33.2%を保有する。 [本社] [創業]1887年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社帝国ホテルグループは、ホテル及び料飲施設の運営、不動産賃貸事業を主軸とする。ホテル事業では帝国ホテル東京、大阪、上高地を運営し、2026年春には帝国ホテル京都の開業を予定しています。

競争優位性は、「日本の代表ホテル」としての揺るぎないブランド力と、長年の歴史で培われた高品質なサービス提供能力にあります。中長期経営計画2036では、従業員満足度向上を起点としたサービスレベル向上と収益向上、そしてハードウェア刷新・人材投資への再投資という好循環を追求し、日比谷本館建て替えと人材育成強化によりブランド力を一層高める方針です。食の安全、サイバーセキュリティ、コンプライアンス、BCPなど、多角的なリスク管理と人的資本への投資を徹底し、持続可能な事業運営を支えています。

大規模な建て替え投資と長年の歴史で築かれたブランド力、サービスノウハウが参入障壁となります。三井不動産が33.2%の株式を保有する主要株主であり、再開発計画やホテル・リゾート分野での協力関係が安定的な事業基盤を形成しています。

2. 沿革ハイライト

1887年12月、渋沢栄一らの発起により有限会社帝国ホテルを設立し、1890年11月に帝国ホテルが開業しました。1893年7月に株式会社帝国ホテルと改称し、1933年10月には上高地帝国ホテルが完成しました。戦後の連合軍接収を経て、1961年10月に東証二部上場。1970年3月に本館、1983年3月にインペリアルタワーが落成しました。1990年11月に開業100周年を迎え、1996年3月には帝国ホテル大阪を開業。2022年4月には帝国ホテル京都を起工し、東証スタンダード市場へ移行しました。

3. 収益・成長戦略

ホテル事業と不動産賃貸事業が収益の柱です。ホテル事業では国内外の観光・法人需要獲得に注力し、帝国ホテル大阪は2025年大阪・関西万博を見据え、訪日外国人客の受け入れを強化しています。成長ドライバーは、日比谷本館建て替えによるハードウェア刷新と、2026年春開業予定の帝国ホテル京都であり、これにより幅広い顧客層を獲得し収益拡大を目指します。不動産事業の拡充も基本戦略とし、ホテル事業の変動性を補完しつつ安定的な企業成長を図ります。中長期経営計画2036では、サービスレベル向上と売上・利益伸長、そして人材・設備投資への再投資サイクルを追求しています。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は69,034百万円、純資産は45,347百万円です。有利子負債は0百万円の無借金経営を維持し、自己資本比率は約65.7%と極めて健全な財務基盤を持ちます。営業活動によるキャッシュ・フローは7,063百万円のプラスですが、投資活動によるキャッシュ・フローは14,137百万円の支出となっています。これは主に帝国ホテル京都の開業準備や帝国ホテル東京の建て替えに伴う積極的な設備投資(合計14,535百万円)によるものです。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当金は6.0円(前連結会計年度は8.0円)です。

6. 注目ポイントとリスク

最大の注目点は、帝国ホテル東京の建て替え計画と帝国ホテル京都の新規開業です。東京の建て替えは総事業費約2,000億円から2,500億円を見込み、一時的な収益低下リスクを伴うものの、長期的なブランド力と競争力強化に不可欠です。三井不動産との共同事業としてタワー館の建て替えを進めており、その進捗と資金調達コストが経営に影響を与える可能性があります。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
178.8B 69.1倍 3.9倍 0.0% 1,505.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 52.6B 53.3B 43.8B
営業利益 1.6B 2.8B 348M
純利益 2.6B 3.4B 2.0B
EPS 21.8 28.5 16.4
BPS 382.2 362.7 337.1

大株主

株主名持株比率
三井不動産株式会社0.33%
アサヒビール株式会社0.06%
株式会社大和証券グループ本社0.05%
日本生命保険相互会社0.05%
富国生命保険相互会社0.04%
株式会社みずほ銀行0.03%
清水建設株式会社0.03%
第一生命保険株式会社0.03%
鹿島建設株式会社0.03%
三機工業株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-03-01株式会社大和証券グループ本社 5.13%--
2024-02-28三井不動産株式会社 33.16%--
2024-02-27アサヒビール株式会社 5.74%--
2023-09-27株式会社大和証券グループ本社 5.13%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-26TDNet業績修正帝国ホテル業績予想の修正に関するお知らせ1,020+0.49%
2025-07-28TDNet決算帝国ホテル2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,002-1.30%
2025-07-28TDNet人事帝国ホテル株式報酬制度の導入に伴う役員株式給付規程の制定及び詳細決定に関するお知らせ1,002-1.30%
2025-06-20TDNet不祥事・訂正帝国ホテル(訂正)「2025年3月期決算説明資料」の一部訂正に関するお知らせ990-0.20%
2024-03-01EDINET大量保有株式会社大和証券グループ本社大量保有 5.13%
2024-02-28EDINET大量保有三井不動産株式会社大量保有 33.16%
2024-02-27EDINET大量保有アサヒビール株式会社大量保有 5.74%
2023-09-27EDINET大量保有株式会社大和証券グループ本社大量保有 5.13%