Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

NSW株式会社 (9739)

NSWは、企業向け業務システム、金融・公共向けIT、クラウド・インフラ、IoT&AI、Web・EC、組込み開発、LSI・ボード設計までを4セグメントで展開する独立系SIer。自社データセンターによるハウジング・ホスティング、運用設計から管理までの総合マネジメントを持ち、上流コンサルティング強化や業界スタンダードモデルを軸にDX需要を取り込む。[本社]東京都渋谷区 [創業]1966年 [上場]1996年

1. 事業概要

NSWグループは、当社と子会社3社で構成し、エンタープライズソリューション、サービスソリューション、エンベデッドソリューション、デバイスソリューションの4セグメントを展開する。エンタープライズソリューションでは、製造業、小売業、物流業向けのビジネスソリューション、保険業、銀行業、官公庁、団体向けの金融・公共ソリューション、ならびにPC・サーバーなどのシステム機器販売を手掛ける。サービスソリューションでは、IoT&AIサービス、Webサイト・EC構築、パブリック・プライベートクラウドの環境構築、自社データセンターによるハウジング・ホスティング、情報システムの運用設計から構築、管理までの総合的なマネジメントサービスを提供する。エンベデッドソリューションでは、オートモーティブや産業機器向けのアプリケーション、ミドルウエア、ドライバ開発を担う。デバイスソリューションでは、画像処理や通信関連のLSI設計、ボード設計、高位設計、論理設計・検証、論理合成、レイアウト設計、製造からテストまでを一貫して提供する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、上流から運用までをまたぐ事業ポートフォリオの広さと、長年蓄積した技術・ノウハウにある。企業向け基幹系、金融・公共、クラウド、データセンター、組込み、半導体周辺設計までを同一グループ内で展開し、顧客の多様なIT需要に横断対応する体制を持つ。特にサービスソリューションでは、自社データセンターを活用したハウジング・ホスティングに加え、運用設計から構築、管理までを担う総合マネジメントサービスを提供しており、継続運用を伴う関係性を築きやすい構造を持つ。沿革上も、1990年に通商産業省からシステムインテグレータ企業として認定を受け、1998年にデータセンター事業を開始し、2001年にプライバシーマーク、2002年にISMS適合性評価制度認証、2007年にISO/IEC27001認証、同年にISO/IEC20000認証を取得するなど、品質・情報セキュリティ・運用品質の基盤整備を積み上げてきた。データセンターでは免震構造の採用、バックアップ機能の充実、電源設備の増強、社員による常時運用・監視を実施しており、安定運用能力が差別化要素となる。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

情報サービス産業では、企業のDX推進やAI活用の進展を背景に、ITサービス需要の多様化・高度化が進行する。業務効率化にとどまらず、企業競争力を高めるための戦略的IT投資やDX関連投資は引き続き堅調で、今後も成長が見込まれると会社は認識する。一方で、顧客側では費用対効果への意識が高まっており、価格や生産性への要求は強い。加えて、少子高齢化に伴うIT人材不足が著しく、人材確保と育成が業界共通の重要課題となる。規制面では、同社は情報セキュリティや個人情報保護への対応を重視しており、認証取得や管理体制整備が受注上の前提条件として機能する構図がうかがえる。競合状況の詳細や市場シェアの比較は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

2025年4月開始の3ヵ年計画では、将来成長に向けた「原点回帰」を「Reborn」のステージと位置付け、基本コンセプトに「DRIVE DX×Change The Standard」を掲げる。これまで進めてきたDXの実現による顧客価値の共創を加速し、成長と変化を続けるIT市場に適応するため、ビジネス・人材・テクノロジーの進化を通じて新たな付加価値創出を図る。重点課題の第1はコア事業・基盤事業の拡大で、培った技術やノウハウ、AI関連サービスを一層強化しつつ、各セグメントの強みを生かした注力分野の成長を軸に競争力強化を進める。加えて、業種・業界スタンダードモデルをベースとしたパッケージ戦略、最新テクノロジーの吸収・活用、上流コンサルティング力の強化に注力する。第2は強固な経営基盤の構築で、新卒・キャリア採用の強化、教育システム・人材育成プログラムの刷新・拡充、グローバル戦略、ブランド戦略、健康経営、サステナビリティ推進を進める。第3は戦略的投資で、研究開発やビジネス開発、人材強化、ブランド力強化へ積極投資を行う。研究開発費は当連結会計年度で450百万円で、エンタープライズ239百万円、サービス77百万円、エンベデッド97百万円、デバイス35百万円を投下する。経営指標として、2026年3月期に売上高51,000百万円、営業利益5,100百万円、営業利益率10.0%を計画する。

5. リスク

主なリスクは3点ある。第1に受注環境の変動で、景気変動や顧客のIT投資動向の変化、コストダウン要請の強まりが稼働率や採算に影響する可能性を持つ。第2に特定顧客依存で、日本電気株式会社ならびにその系列企業向け売上高比率は11.1%を占め、長年安定取引を継続する一方、事業環境変化の影響を受ける可能性を持つ。第3にプロジェクト採算と運用リスクで、受託開発における仕様変更や認識不一致による不採算案件化、データセンターでの自然災害や人的災害による障害、機密情報漏洩による損害賠償や信用毀損の可能性を抱える。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、「NSWグループ倫理憲章」と「NSWグループ行動指針」を制定し、コンプライアンス推進体制を構築する。情報管理面では、データセンターでISO/IEC27001認証を取得し、プライバシーマークも取得するほか、従業員および協力会社社員と機密保持に関する誓約書を取り交わし、継続教育や暗号化ツール導入を進める。人的資本面では、提出会社の従業員数は2,024名、連結では2,487名を擁し、教育システム・人材育成プログラムの刷新を課題として掲げる。労使関係は円満に推移する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W0XU | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
37.8B 10.1倍 1.0倍 4.9% 2,538.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 54.0B 52.4B 51.0B
営業利益 5.4B 5.3B 5.1B
純利益 3.8B 3.7B 3.5B
EPS 251.7 249.0 237.6
BPS 2,543.2

大株主

株主名持株比率
株式会社タダ・コーポレーション0.34%
多田 修人0.10%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.08%
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.03%
光通信株式会社0.03%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.03%
多田 尚二0.02%
多田 直樹0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-04三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.22
2024-10-22FMR LLC 10.0
2024-06-21FMR LLC 8.92
2024-03-07FMR LLC 7.91
2023-10-19三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.23
2023-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 3.94
2023-06-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.44
2023-04-07FMR LLC 6.82
2023-01-11FMR LLC 5.58
2022-02-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 7.51

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-08-06TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-06TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-04TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2024-10-22TDNetHolding change by FMR LLC
2024-06-21TDNetHolding change by FMR LLC
2024-03-07TDNetHolding change by FMR LLC
2023-10-19TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2023-07-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2023-06-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2023-04-07TDNetHolding change by FMR LLC
2023-01-11TDNetHolding change by FMR LLC
2022-02-04TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社