アイネスグループは、当社と子会社4社で構成し、情報処理・通信サービス、ソフトウェア開発サービス、システム提供サービス、その他のシステム関連サービスを主力とする。情報システムやネットワークの企画・開発から、稼働後の運用・保守・メンテナンスまでを一貫して提供し、事業区分は情報サービス事業の単一セグメントとする。子会社では、アイネス総合研究所が調査研究と新規事業・サービス開発、アイネスリレーションズがシステム関連BPO、人材派遣、業務請負、公共・民間向け開発やクラウド運用、アイネステクノロジーズがシステム運用監視・保守やクラウドサービス、アイネス総合サービスが総務・人事・経理の管理業務を担う。提出会社は1968年に地方自治体向け住民情報システムを開発し、公共分野での事業基盤を築く。
競争優位の中核は、企画・開発から運用・保守までを通貫で担う提供体制、自治体向けで長年蓄積した業務知見、全国の拠点網を活用したプロジェクト遂行力にある。1983年には全国主要都市を結ぶネットワークKICNETを構築し、運用サービスの基盤整備を進めてきた。現在は自治体向けソリューションWebRingsの標準化対応開発を進め、2025年度から本格移行を推進する方針を示す。標準化移行では全国拠点網を活用して体制強化を図り、アライアンス先とも連携する点が特徴となる。加えて、主要株主である三菱総合研究所と業務資本提携契約に基づき、公共・民間の各分野で新たなソリューションの共同開発や共同受注活動を展開する。シンクタンク機能とIT実装力の組み合わせは、公共分野の提案力を補強する要素となる。品質面では品質管理部門を設置し、担当役員や外部専門家を配置する管理体制を敷く。情報管理面でもISMS適合認証、プライバシーマーク認定の維持・取得に取り組み、公共案件で重要となる信頼性の裏付けを形成する。
提示テキストでは、2025年度以降の国内ITサービス業界全体は堅調に拡大すると見込む。公共分野では地方公共団体情報システムの標準化対応が進展し、その後は自治体DXの本格化を予測する。民間分野でもDX投資需要は底堅く、ソフトウェア市場を中心に大規模なシステム開発計画を見込む。研究開発の記載では、生成AI技術の成熟と実用化、LGWAN環境下での自治体向けAI相談サービスの導入拡大、AIインフラ向けGPU搭載クラウド需要の増加、ゼロトラスト・アーキテクチャ採用の拡大を挙げる。一方で、業界には顧客の情報化投資動向、技術変化、新規参入企業の増加による競争激化の可能性がある。
2024年度から2026年度までの3カ年で「2026中期経営計画」を推進し、2025年度は計画2年目として「地方公共団体システムの標準化対応」「次世代ソリューションの開発」「事業基盤拡充」に取り組む。第一に、自治体向けソリューションWebRingsの標準化対応開発を進め、2025年度から標準化システムへの本格移行を進める。第二に、標準化後を見据えた次世代WebRingsを開発し、自治体職員の事務負荷軽減にとどまらず、民間事業者との連携、関連自治体・地域との連携、AIを活用した高付加価値機能の組み込みを目指す。第三に、三菱総合研究所との協業を深化させ、住民の課題解決と地域のデジタル化を推進する「地域共創DX」に取り組む。事業基盤拡充では、AIによる品質分析、進捗課題抽出、コード生成機能を活用したバグ修正支援やテスト支援により、品質向上と生産性向上を図る。研究開発面では、生成AIの社内業務全面展開と成果検証、自治体向け「AI相談パートナー」の本格導入と効果検証、オープンソースLLMを活用した特化型生成AIモデルの研究開発、XR技術を用いたトレーニング・教育分野の実証実験、メタバースを活用した地域活性化プロジェクト、高齢者健康支援を目的としたAI予測分析技術の高度化を進める。設備面では首都圏オフィスの拡充と社内IT基盤の高度化を進める。
主なリスクは3点に整理できる。第一に、情報化投資動向や技術変化、新規参入増加による事業環境リスクがある。第二に、受託開発やパッケージ製品での品質不良、納期遅延、不具合に伴う不採算化、損害賠償請求、信用失墜のリスクがある。第三に、運用サービスにおける大規模災害、電力不足、サイバー攻撃、運用ミス、情報漏洩のリスクがある。対策として、品質管理部門の設置、ITILに準拠した体制整備、バックアップ機能拡充、BCP策定、ファイアウォールや侵入検知システム強化、認証維持、教育実施を進める。
提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、品質管理部門に担当役員や外部専門家を配置し、リスク管理体制の強化に取り組む。人的資本面では、自律型人材の育成・戦略的配置、評価・処遇制度の見直し、多様な人材の確保を推進し、2025年度にエンジニアの専門性を基軸とした人事制度へ改定する。労使関係は健全と記載する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。沿革上は1987年に東京証券取引所市場第二部へ上場し、2022年にプライム市場へ移行する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 46.5B | 19.0倍 | 1.2倍 | 0.0% | 2,226.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 40.6B | 40.6B | 42.4B |
| 営業利益 | 3.5B | 2.9B | 3.8B |
| 純利益 | 2.4B | 1.8B | 2.5B |
| EPS | 117.1 | 86.3 | 122.2 |
| BPS | 1,884.2 | 1,816.5 | 1,744.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社三菱総合研究所 | 0.19% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.12% |
| GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 0.05% |
| アイネスグループ社員持株会 | 0.05% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.03% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.02% |
| DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-03 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 13.72% | +0.32% |
| 2026-02-20 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 13.40% | +1.05% |
| 2026-01-23 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド | 6.02% | +1.00% |
| 2025-12-12 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド | 5.02% | +0.02% |
| 2025-11-19 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 12.35% | +1.06% |
| 2025-08-15 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 11.29% | +1.02% |
| 2025-06-30 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.91% | (1.51%) |
| 2025-06-23 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 10.27% | +1.04% |
| 2025-04-21 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 7.42% | +1.00% |
| 2024-12-19 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 9.23% | +1.10% |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.42% | (0.17%) |
| 2024-04-04 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 8.13% | +0.98% |
| 2024-02-19 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.59% | (1.02%) |
| 2023-12-06 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 7.15% | +0.80% |
| 2023-10-05 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 6.35% | +0.05% |
| 2023-08-21 | エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エ | 6.30% | +2.30% |
| 2022-12-21 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 3.96% | (1.06%) |
| 2022-08-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.02% | +5.02% |
| 2022-05-16 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 7.61% | +1.03% |
| 2022-03-22 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.58% | (1.11%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-23 | TDNet | 業績修正 | アイネス | 減損損失の計上ならびに業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ | — | — |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 13.72% | 2,095 | -2.05% |
| 2026-02-20 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 13.4% | 2,012 | -0.60% |
| 2026-01-30 | TDNet | 決算 | アイネス | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,875 | +0.85% |
| 2026-01-23 | EDINET | 大量保有 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミ | 大量保有 6.02% | 1,886 | +0.11% |
| 2025-12-12 | EDINET | 大量保有 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミ | 大量保有 5.02% | 1,872 | +3.31% |
| 2025-11-19 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 12.35% | 1,682 | +2.26% |
| 2025-10-28 | TDNet | 決算 | アイネス | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,960 | -14.74% |
| 2025-10-28 | TDNet | 業績修正 | アイネス | 業績予想の修正、剰余金の配当(中間配当)の決定および期末配当予想の修正に関するお知らせ | 1,960 | -14.74% |
| 2025-08-15 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 11.29% | 1,650 | +3.52% |
| 2025-07-31 | TDNet | 決算 | アイネス | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,769 | -10.06% |
| 2025-06-30 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 5.91% | 1,663 | -0.36% |
| 2025-06-25 | TDNet | その他 | アイネス | 支配株主等に関する事項について | 1,652 | -0.06% |
| 2025-06-24 | TDNet | その他 | アイネス | 主要株主の異動に関するお知らせ | 1,657 | -0.30% |
| 2025-06-23 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 10.27% | 1,647 | +0.61% |
| 2025-04-21 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 7.42% | 1,615 | +2.79% |
| 2024-12-19 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 9.23% | — | — |
| 2024-07-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.42% | — | — |
| 2024-04-04 | EDINET | 大量保有 | エフィッシモ キャピタル マネージメント | 大量保有 8.13% | — | — |
| 2024-02-19 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.59% | — | — |