丹青社グループは、当社と子会社6社で構成し、商業その他施設事業、チェーンストア事業、文化施設事業を中核に、調査、研究、企画、設計、施工、監理および関連サービスを展開する。商業その他施設事業では、百貨店、専門店、飲食店などの商業施設全般に加え、オフィス、ホテル、その他施設の内装、博覧会、展示会などの展示に関する事業を手掛ける。チェーンストア事業では、ファストファッションやファストフードなどチェーン展開型店舗施設の内装を担う。文化施設事業では、博物館、科学館の展示など文化施設全般を対象とする。加えて、事務機器等のレンタル・販売、労働者派遣、Webサイトを活用した情報提供サービス、広告販売、コンテスト企画・運営などの周辺事業も展開する。グループ内では、施工を担う丹青TDC、設計・施工を担う丹青ディスプレイ、文化施設に関する調査・研究を担う丹青研究所、Web情報提供を担うJDNなどを配置し、制作面、ソフト面、その他サービス面を分担する体制を敷く。
競争優位の中核は、商業施設、チェーン店舗、文化施設という異なる用途の空間づくりを横断し、調査・研究から企画、設計、施工、監理まで一貫して提供できる総合力にある。特に文化施設分野では、丹青研究所が文化施設に関する知識と情報の集約・蓄積・分析・提供を担い、単なる施工会社にとどまらない上流機能を備える点が特徴となる。加えて、JDNによるWebサイトを活用した情報提供サービス、広告販売、コンテスト企画・運営を通じ、空間づくりに関連する情報発信機能も保有する。リスク記載では、分野別に把握した市場環境や需要動向を組織横断的に集約・分析し、全体最適で戦略策定を行う体制を構築するとしており、案件獲得や需要変化対応における組織知の蓄積が示唆される。また、協力会社とのパートナーシップ制度を運用し、生産体制の強靭化を図る方針を明示しており、供給面でも一定の参入障壁を形成する。さらに、BIM活用、映像・音響・情報などのデジタルテクノロジーとリアル空間ノウハウの掛け合わせ、新しい空間体験の創造に向けた専門部隊や研究開発拠点の設置、外部企業との協創、人材育成を進める点も差別化要素となる。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。
経営環境については、緩やかな景気回復と雇用・所得環境の改善を背景に需要は堅調に推移すると認識する。加えて、訪日外国人旅行者数の増加に伴うインバウンド関連施設の設備投資拡大を追い風と位置付ける。一方で、物価高の長期化による消費者マインド悪化、深刻な人手不足による供給制約、欧米の高金利継続や中国不動産市場停滞に伴う海外景気下振れを懸念材料として挙げる。業界構造上は、業態や企業規模の異なる多様な競合企業との競争に常時さらされ、需要減少時には価格競争激化や顧客からのコスト圧縮要求が強まる可能性がある。また、デジタル技術の浸透により消費行動や企業活動のあり方が変化し、「空間」に対するニーズ自体が変容している点を重要課題と認識する。規制面では、ISO14001に基づく環境マネジメントシステム運用、TCFD提言に基づく情報開示充実、サステナビリティ評価機関EcoVadisへの対応など、環境・社会要請の高度化が事業運営に影響する。
2025年1月期から2027年1月期の中期経営計画では、成長軌道に乗るための基盤整備と新たな領域への挑戦を両輪に据える。第1に、働き方と人的資本の基盤整備として、長時間労働是正、人への投資強化、ダイバーシティ&インクルージョン、エンゲージメント強化を進める。第2に、マーケティング基盤整備として、事業部再編、顧客・マーケット起点の課題解決、デジタルマーケティング体制整備、高付加価値・高品質サービス創出プロセスの分析を通じ、競争力と収益性向上を図る。第3に、サプライチェーン基盤整備として、成長を支える生産力確保に向け協力会社体制を整備し、不足部分を計画的に補強する。第4に、サステナビリティ対応として、関連ソリューションを戦略的に開発・提案し、温室効果ガス排出量算定範囲・方法の確立、省エネ徹底、再エネ活用を進める。第5に、領域拡張への挑戦として、空間づくり事業の資源を活用し、次の柱となる新規事業の開発・育成体制を構築し、海外戦略と体制も再整備する。経営指標としてはROE11.0%、長期的にROE10%以上、配当性向50.0%以上、連結営業利益率5.8%を掲げる。非財務面では、協力会社新規開発の達成度100%、EcoVadisシルバーランク取得、女性管理職比率15%以上、Scope1・2温室効果ガス排出量を2022年1月期比40%削減を目標とする。
主要リスクとして、不確定性のリスク、安心・安全毀損のリスクなどを重視する。不確定性のリスクでは、景況悪化による顧客の設備投資抑制、案件延期・縮小・中止、展示会やイベント需要減少、自治体財政悪化による文化施設需要減少などが収益を圧迫する可能性がある。加えて、市場ニーズや消費動向の変化を捉え損なう場合、提案価値の低下や受注機会喪失につながる。さらに、価格競争激化、調達価格高騰、必要資源の調達難も利益率低下や納期遅延を招く。安心・安全毀損のリスクでは、設計・制作内容の不備や欠陥、工場や施工現場での火災・爆発・事故などが、損害賠償、信用失墜、事業機会喪失をもたらす可能性がある。大規模災害や感染症拡大も事業継続に重大な影響を及ぼす。
リスク管理面では、「損失危険管理規程」に基づき、リスク・コンプライアンス委員会がリスクマネジメント活動を総括・推進し、特定・評価・分析・対策を実施する。重要な選択や決定は取締役会に報告し、経営判断と連動させる体制を採る。事業継続面ではBCPマニュアル、安否確認システム、各種訓練、保険、災害備蓄品などを整備する。環境・社会面では、環境方針、行動基準、調達方針を定め、ISO14001に基づく運用やダイバーシティ研修、ハラスメント防止研修、相談窓口設置を進める。株主還元方針としては、配当性向50.0%以上を目標に掲げる。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な経営体制は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 72.8B | 18.3倍 | 2.1倍 | 0.0% | 1,504.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 91.9B | 81.2B | 64.2B |
| 営業利益 | 5.1B | 3.9B | 617M |
| 純利益 | 3.9B | 2.8B | 460M |
| EPS | 82.2 | 58.1 | 9.7 |
| BPS | 708.0 | 661.0 | 618.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.13% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.05% |
| 丹青社取引先持株会 | 0.05% |
| 第一生命保険株式会社 (常任代理人  株式会社日本カストディ銀行) | 0.04% |
| 丹青社従業員持株会 | 0.03% |
| 日本生命保険相互会社 (常任代理人  日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.03% |
| 野村信託銀行株式会社(投信口) | 0.02% |
| モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.02% |
| J.P.MORGAN SECURITIES PLC FOR AND ON BEHALF OF ITS CLIENTS JPMSP RE CLIENT ASSETS-SETT ACCT (常任代理人  シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人  シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-05-09 | 野村證券株式会社 | 4.04% | (1.17%) |
| 2025-04-22 | 野村證券株式会社 | 5.21% | (0.02%) |
| 2025-04-21 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 3.80% | (1.67%) |
| 2025-04-07 | 野村證券株式会社 | 5.23% | +5.23% |
| 2025-04-04 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.47% | (1.11%) |
| 2025-02-04 | スパークス・アセット・マネジメント株式会社 | 3.75% | (1.50%) |
| 2025-02-03 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.39% | (2.94%) |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.33% | (0.04%) |
| 2024-04-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 6.58% | (0.72%) |
| 2024-03-04 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.37% | (1.09%) |
| 2023-10-30 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 7.46% | +1.21% |
| 2023-06-07 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 4.95% | (2.36%) |
| 2023-02-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 7.31% | (0.82%) |
| 2022-09-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 7.30% | +1.06% |
| 2022-06-17 | スパークス・アセット・マネジメント株式会社 | 5.25% | +1.25% |
| 2022-03-07 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 8.13% | +0.82% |
| 2021-10-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 7.31% | +1.05% |
| 2021-07-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 6.24% | +1.04% |
| 2021-06-04 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.20% | +5.20% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-17 | TDNet | 決算 | 丹青社 | 2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,476 | +4.27% |
| 2026-03-17 | TDNet | IR | 丹青社 | 2026年1月期決算説明資料 | 1,476 | +4.27% |
| 2025-12-12 | TDNet | 決算 | 丹青社 | 2026年1月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,415 | +8.55% |
| 2025-12-12 | TDNet | IR | 丹青社 | 2026年1月期第3四半期 決算説明資料 | 1,415 | +8.55% |
| 2025-12-12 | TDNet | 業績修正 | 丹青社 | 2026年1月期通期連結業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ | 1,415 | +8.55% |
| 2025-05-09 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 4.04% | 1,036 | +0.87% |
| 2025-04-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.21% | 1,055 | -0.19% |
| 2025-04-21 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 3.8% | 1,042 | +1.25% |
| 2025-04-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.23% | 966 | +5.07% |
| 2025-04-04 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 5.47% | 1,021 | -5.39% |
| 2025-02-04 | EDINET | 大量保有 | スパークス・アセット・マネジメント株式会 | 大量保有 3.75% | — | — |
| 2025-02-03 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 3.39% | — | — |
| 2024-07-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.33% | — | — |
| 2024-04-19 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 6.58% | — | — |
| 2024-03-04 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.37% | — | — |
| 2023-10-30 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 7.46% | — | — |
| 2023-06-07 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 4.95% | — | — |
| 2023-02-22 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 7.31% | — | — |
| 2022-09-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 7.3% | — | — |
| 2022-06-17 | EDINET | 大量保有 | スパークス・アセット・マネジメント株式会 | 大量保有 5.25% | — | — |