Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社船井総研ホールディングス (9757)

中堅・中小企業向けを主軸とする経営コンサルティンググループ。中核の経営コンサルに加え、物流コンサル・物流BPO、WEB広告運用代行、クラウド開発・運用、ITコンサル、AI採用クラウドを展開。経営者との直接接点、研究会・セミナー網、業種別ノウハウの蓄積を強みとし、「デジタル」×「総合」への拡張を進める。[本社]提示テキスト内では確認できない [創業]1970年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

株式会社船井総研ホールディングスは、当社および連結子会社7社で構成し、経営コンサルティング事業を主軸に、ロジスティクス事業、デジタルソリューション事業を展開する。経営コンサルティング事業では、企業経営に関わるコンサルティングに加え、業種・テーマ別の経営研究会やセミナーを実施する。ロジスティクス事業では、物流コンサルティング業務と、物流業務の設計・構築・運用を担う物流BPO業務を提供する。デジタルソリューション事業では、WEB広告運用代行をはじめとするSPX業務、クラウド開発・運用等のクラウドソリューション、業務改善とデジタル化推進を担うITコンサルティング、リクルーティングクラウドを中心としたHRソリューションを手掛ける。中期経営計画では、中堅・中小企業を中心とした「デジタル」×「総合」経営コンサルティングを基本方針に据える。

2. 競争優位性

同社の競争優位性は、経営者との直接接点を豊富に有し、上流工程からアプローチできる点にある。中核子会社の船井総合研究所は、企業経営者が抱える課題に対し、業種業態ごとに対応したマーケティング、顧客管理、人事などのコンサルティングを提供し、顧客企業の育成と発展を支援する。顧客開拓は、既存顧客からの紹介、主催セミナーによる集客、研究会ネットワークの拡充、無料経営相談を通じて進める。営業専門部門を持たず、コンサルティング活動そのものが顧客獲得導線として機能する構造を持つ。創業以来の「船井総合研究所」ブランドも重要な事業基盤と位置付ける。ロジスティクス事業では、コンサルティング、コミュニティ、ネットワーク、データベースの4軸で国内最大のロジスティクス事業基盤の構築を目指す方針を掲げる。加えて、株式会社プロシードは米国COPC社との日本独占ライセンス契約に基づくCOPC組織認証等個人向けトレーニングを実施しており、特定領域での差別化要素を有する。

3. 市場環境

経営コンサルティング業界は、法律上の独占業務を持つ業態ではなく、開業に特別な資格取得を必ずしも要しないため、参入自体の制度障壁は高くない。一方で、顧客満足度の高いサービス提供には、日々の業務から得られるノウハウ蓄積と新たな方法論の構築が必要となる。足元ではDX等の新たな顧客ニーズが発生し、対応できる企業とそうでない企業の二極分化、さらには合従連衡を含む業界再編の可能性が示される。日本の市場規模は欧米比で相対的に小さいとの指摘がある一方、企業経営の成熟に伴い、知的専門サービスへの需要拡大を同社は見込む。デジタル関連業界は技術革新が速く、大手から新興まで競争が激しい。人材業界も競合が多数存在し、価格面・サービス面での優位維持が課題となる。物流分野では、顧客との関係維持に加え、ESGやサプライチェーン全体の環境配慮への対応が求められる。

4. 成長戦略

2023年12月期から2025年12月期の中期経営計画では、資本効率を意識した経営を掲げ、2025年12月期にROE25%以上を目標とする。経営コンサルティング事業では、高い収益性を維持しつつ、中堅・中小企業の経営課題を一気通貫で提供できる体制へ拡張し、上流コンサルティングの拡大や中堅企業領域への展開を進める。具体策として、従来の成長実行支援や人財開発支援を拡充しつつ、CRMを中心とした顧客データ活用支援、生成AI活用を促進するDXコンサルティング、中堅企業向けのM&AやIPOなどの価値向上支援による100億企業化、100年企業化コンサルティングを加速する。2025年には株式会社船井総研あがたFASの営業開始、アルマ・クリエイション株式会社のグループインを通じ、プレジデントサクセス支援をグループ一体で進める。ロジスティクス事業では総合ロジスティクス・プロバイダー企業を目指し、デジタルソリューション事業ではDXコンサルティングや中堅企業向け経営コンサルティングへの領域拡大に資するサービス拡充を進める。2030年を見据えた成長投資領域として「M&A」「人財」「デジタル」「オフィス」を明示する。人的資本面では、1,000名を超えるコンサルタント人財の拡充、待遇向上、働き方改革、エンジニア評価制度の新設、生成AIライセンスの全社員付与、DX・M&A領域の上流コンサルタント増員を進める。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に、経営コンサルティング事業への依存にあり、同事業が収益・利益の大きな比重を占めるため、顧客開拓手法の機能低下や市場ニーズとの不適合が業績に影響し得る。第2に、人材依存リスクにあり、コンサルタント1人当たりの業務量に限界がある中、優秀人材の確保・育成・定着が成長の前提となる。重要人材の離職は一時的な業績影響要因となる。第3に、情報セキュリティおよび内部管理体制のリスクにあり、顧客の個人情報や経営情報を扱うため、情報流出、改ざん、システム停止、急拡大に伴う内部管理体制の未整備が信用低下や損害発生につながる可能性を持つ。

6. ガバナンス

同社は持続的成長と中長期的な企業価値向上に向け、コーポレート・ガバナンスの高度化を重要課題と位置付ける。独立性・中立性のある社外取締役を、取締役会の構成員数に対して過半数とする方針を掲げる。取締役会の多様性向上では、女性比率を2030年30%とする目標を設定する。サステナビリティ面では、社外取締役を委員長とするサステナビリティ委員会で進捗共有と議論を行う。株主還元方針は明確で、配当性向55%以上かつ総還元性向60%以上を目指す。営業活動で得たキャッシュフローを成長投資と株主還元に積極配分し、資本効率向上を図る方針を示す。なお、本社所在地および上場年は提示テキストの沿革抜粋内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VHI7 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
53.8B 14.9倍 3.9倍 4.5% 1,075.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.9B 37.0B 33.3B
営業利益 2.1B 9.1B 8.8B
純利益 1.4B 6.5B 6.5B
EPS 15.3 72.1 70.7
BPS 274.7

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.13%
株式会社船井本社0.11%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.04%
株式会社三井住友銀行0.03%
 舩 井  和 子 0.03%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
 舩 井  勝 仁0.02%
 舩 井  孝 浩0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-06FMR LLC 1.0
2026-02-06FMR LLC 5.1
2025-11-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.24
2025-09-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.03
2025-07-23FMR LLC 6.22
2025-07-07FMR LLC 6.22
2024-12-20SMBC日興証券株式会社 5.21
2024-10-07FMR LLC 6.04
2024-09-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.28
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.74
2024-07-22FMR LLC 7.07
2024-07-05FMR LLC 7.11
2024-05-09SMBC日興証券株式会社 4.35
2023-06-07みずほ証券株式会社
2022-07-22FMR LLC 6.88
2022-05-20FMR LLC 5.79
2022-01-21SMBC日興証券株式会社 5.52
2021-11-22SMBC日興証券株式会社 6.93
2021-09-28タイヨウ・ファンド・マネッジメント・エルエルシー 4.76
2021-09-07SMBC日興証券株式会社 5.09

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-06TDNetHolding change by FMR LLC
2026-02-06TDNetHolding change by FMR LLC
2025-11-26TDNetbuyback: 自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ
2025-11-26TDNet自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ
2025-11-17TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2025-11-06TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-06TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-22TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2025-09-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-07-23TDNetHolding change by FMR LLC
2025-07-07TDNetHolding change by FMR LLC
2025-05-26TDNet株式報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ
2024-12-20TDNetHolding change by SMBC日興証券株式会社
2024-10-07TDNetHolding change by FMR LLC
2024-09-17TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2024-07-29TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2024-07-22TDNetHolding change by FMR LLC