Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

いであ株式会社 (9768)

環境・建設コンサルを中核に、情報システム、海外、不動産を展開。社会基盤整備や環境保全の企画から調査、分析・解析、予測・評価、計画・設計、対策・管理までをワンストップで提供する点が特色。官公庁向け比率が高く、建設コンサルタント登録や計量証明事業所登録、専門人材、調査分析機器が事業基盤。DX推進とAI・IoT活用で独自性強化を進める。[本社]東京都世田谷区 [創業]1968年 [上場]1985年

1. 事業概要

いであ株式会社グループは、環境コンサルタント事業、建設コンサルタント事業、情報システム事業、海外事業、不動産事業を展開する総合コンサルティング企業群に位置付く。中核の環境コンサルタント事業は、環境アセスメント及び環境計画、環境生物、数値解析、調査、環境化学、気象・沿岸の6部門で構成し、港湾・空港・河川・ダム・道路・発電所等の建設に伴う環境アセスメント、環境モニタリング、自然再生、土壌汚染や放射性物質を含む環境汚染の調査・分析・解析、化学物質や医薬品の環境リスク評価、降雨予測、津波・高潮高波対策施設の設計・耐震照査、農業農村整備調査設計、スマートフォン向け気象情報配信、健康天気予報を手掛ける。建設コンサルタント事業は河川、水工、道路、橋梁の4部門で、調査・解析・計画・設計・維持管理関連を担う。情報システム事業は、AIによるダム管理システム、カメラ画像解析による高度流量観測、土石流検知、次世代スマート沿岸漁業支援、クラウド化、SaaS環境整備、デジタルツイン活用防災システム、地球観測衛星運用支援等を展開する。海外事業は開発途上国向けに廃棄物管理、水銀管理、水質保全、港湾インフラ整備、防災能力強化等を提供し、不動産事業は赤坂のオフィスビル等の賃貸を行う。

2. 競争優位性

当社グループの強みは、社会基盤整備や環境保全に関わる「企画、調査、分析・解析、予測・評価から計画・設計、対策・管理」に至る全段階をワンストップで提供できる点に集約する。単一分野の受託ではなく、環境、生物、化学、気象、沿岸、河川、道路、橋梁、情報システムをまたぐ総合対応力を有し、顧客ニーズに合わせた迅速なサービス提供を特色とする。参入障壁としては、建設コンサルタント登録、計量証明事業所登録などの許認可、品質保証システムISO9001の運用、専門性の高い人材の蓄積が挙がる。会社自身も、専門性の高い優秀な人材の採用・養成が競争優位性の確保に不可欠と明記する。研究開発面では、OpenFOAMを用いた3次元大気拡散モデル、非構造格子海洋流動モデル、ホバリング型AUV「YOUZAN」の制御機能高度化、水陸両用3D点検ロボット、鋼材損傷の非破壊検査手法、AI画像処理を活用したクラウドサービスなどを進め、技術の総合化・多様化・差別化を図る。設備面でも調査・分析機器や航空機への投資を実施しており、現場調査能力の裏付けとなる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

当社グループを取り巻く環境は、VUCAの時代として社会課題が多様化・複雑化し、社会環境や社会構造の変化、テクノロジーの進化によって大きく変化すると整理する。事業機会としては、レジリエントなインフラ整備、脱炭素・循環型社会、地球環境保全、自然共生、安全安心な暮らしへの貢献が重要テーマとなる。一方で需要構造は官公庁及び公益法人への依存が高く、売上高の8割以上が同分野からの受注で占められるため、公共事業関係費や関連技術分野予算の増減が事業環境を左右する。規制面では、独占禁止法、下請法、個人情報保護法等に加え、建設コンサルタント登録や計量証明事業所登録の維持が前提となる。公共性の高い事業であるため、品質、法令順守、情報管理への要求水準は高い。

4. 成長戦略

当社グループは2035年に目指す姿として「革新的な技術と多様なプロフェッショナルの共創により、人と地球の未来を創る総合コンサルティング企業」を掲げる。これに対応して2025年から3か年の第6次中期経営計画を策定し、「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに設定する。成長戦略の柱は5つで、第一に重点事業分野への経営資源投入、DX推進、社内外プロフェッショナルの共創、IoT・ロボット・AI等の先端技術活用を通じた独自性・優位性の確立強化と市場プレゼンス拡大を図る。第二にDX人材の確保・育成、社内業務・人材情報の統合活用、AI関連技術開発と業務利活用支援、新規事業創出を進める。第三に人的資本投資を通じた戦略的・機動的な生産体制構築を進める。第四に新規事業、事業拡大に向けた技術開発、調査・分析機器整備、基幹系システムやサイバーセキュリティ対策への投資を積極化する。第五にガバナンス体制と内部統制の高度化、IR・SR活動の充実、CO2排出量削減や資源循環の推進を進める。民間・個人向けサービスやものづくり強化も明記する。

5. リスク

主要リスクの第一は、官公庁及び公益法人への高い受注依存にあり、公共事業費や関連予算の変動が受注と売上に影響する点にある。第二は、成果品の瑕疵に伴う賠償請求や指名停止の可能性にあり、ISO9001導入や厳格な照査、損害賠償責任保険で対応するものの、完全な回避は困難となる。第三は、専門性の高い人材の確保難とノウハウ流出にあり、技術力や生産性の低下、競争力の相対的低下につながる可能性を抱える。このほか、主要拠点の災害、法的規制、情報セキュリティ、感染症拡大も重要リスクに挙がる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、2024年12月に7つのマテリアリティを特定し、事業活動と組織活動の両面から経営課題を整理する。組織活動では、ガバナンスの高度化と経営基盤の強化を重要課題に据える。法令順守体制として、取締役を委員長とするコンプライアンス委員会を常設し、社内規程・マニュアルや運用体制を整備する。情報管理面では情報管理規程と情報管理委員会を設置する。サステナビリティ戦略では、ガバナンス体制及び内部統制の高度化、IR・SR活動の充実を重点施策に位置付ける。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VH2Z | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
30.1B 12.1倍 1.0倍 0.0% 4,015.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 24.3B 22.7B 23.0B
営業利益 3.3B 2.8B 3.2B
純利益 2.4B 2.0B 2.1B
EPS 332.8 278.7 301.1
BPS 4,023.6 3,717.2 3,456.2

大株主

株主名持株比率
いであ従業員持株会0.11%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NONTRETY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部Senior Manager,Operation)0.05%
ライフケアサービス株式会社0.05%
株式会社三井住友銀行0.05%
田 畑 日出男0.04%
株式会社りそな銀行0.04%
諸 岡 嘉 男0.03%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.03%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
田 畑 彰 久0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-06-22SMBC日興証券株式会社 4.95%(1.12%)
2021-10-07SMBC日興証券株式会社 6.07%+6.07%
2021-08-16G10 CAPITAL LIMITED 5.07%--
2021-08-10G10 CAPITAL LIMITED 5.07%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-09TDNet決算いであ2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)4,600-2.50%
2025-11-17TDNetその他いであ資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について(アップデート)3,740+1.47%
2025-11-04TDNet決算いであ2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,600-8.33%
2025-09-26TDNet資本政策いであ資本業務提携契約の締結及び第三者割当増資引受に関するお知らせ3,340+0.90%
2025-08-04TDNet決算いであ2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)3,280-7.77%
2023-06-22EDINET大量保有SMBC日興証券株式会社大量保有 4.95%
2021-10-07EDINET大量保有SMBC日興証券株式会社大量保有 6.07%
2021-08-16EDINET大量保有G10 CAPITAL LIMITED大量保有 5.07%
2021-08-10EDINET大量保有G10 CAPITAL LIMITED大量保有 5.07%