Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社昴 (9778)

幼児から高校卒業生までを対象とする学習塾を単一セグメントで運営。鹿児島を基盤に宮崎、熊本、福岡へ展開し、将来は九州全域と沖縄進出を視野に入れる。AI搭載の新昴LMSやライブ配信授業を活用し、時間や場所にとらわれない教育サービスを提供。ブランド力強化、人材育成、経営効率化を成長課題に掲げる。[本社]鹿児島県鹿児島市 [創業]1965年 [上場]1995年

1. 事業概要

株式会社昴は、幼児、小学生、中学生、高校生及び高校卒業生を対象とする学習塾の企画、運営を手掛ける。報告セグメントは学習塾事業の単一セグメントとする。沿革上は1965年9月創設の鶴丸予備校を起点とし、鹿児島県を基盤に校舎網を拡大してきた。宮崎県、熊本県、福岡県へ進出し、個別指導教室も開設する。2015年以降は鹿児島市、宮崎市、姶良市、都城市で東進衛星予備校の運営も開始する。2020年には株式会社タケジヒューマンマインドの全株式を取得し、2022年に吸収合併する。足元ではAI搭載の新昴LMSを運用し、ライブ配信授業も提供することで、時間や場所にとらわれない高品質の教育サービスの提供を進める。

2. 競争優位性

提示テキストから確認できる競争優位の中核は、地域で積み上げたブランド、校舎網、運営ノウハウ、及び対面とデジタルを組み合わせた提供体制にある。会社は中長期戦略として「ブランド力の強化」を明示しており、地元鹿児島での経営基盤の充実強化を重視する。沿革を見ると、鹿児島を起点に宮崎、熊本、福岡へ段階的に進出し、受験ラサール、個別指導教室、東進衛星予備校運営など提供形態を広げてきた。コロナ禍を契機にAIやデジタル技術を活用した教育サービス需要が高まる中、AI搭載の新昴LMSの運用とライブ配信授業の実績を有する点は、既存の教室運営ノウハウにデジタル対応力を上乗せする要素となる。もっとも、国内シェアや地域シェア、特許、強いスイッチングコストに関する定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

学習塾業界は少子化に伴う学齢人口の減少に直面する。会社は、公立高校一般入試の出願倍率低下と、多くの高校・学科での定員割れが学力の二極化を引き起こし、経営環境に多大な影響を及ぼしていると認識する。事業等のリスクでも、入学試験の平易化による通塾動機の希薄化と、生徒数獲得を巡る企業間競争の激化を主要リスクとして挙げる。一方で、コロナ禍を契機にAIやデジタル技術を活用した教育サービス需要が一気に高まった点は追い風となる。また、会社は高校授業料無償化を事業拡大の好機と捉える。規制や許認可が参入障壁として強いとの記載はなく、競争環境は需要構造の変化とサービス差別化対応が重要となる市場と位置付けられる。

4. 成長戦略

中長期戦略として、将来の九州全域への事業展開を視野に入れ、全国でも稀有な人口増加県と位置付ける沖縄を新たな挑戦の場とする方針を掲げる。同時に、地元鹿児島の経営基盤の充実強化を進める。成長実現のための重点項目として「ブランド力の強化」「人材の育成」「経営の効率化の促進」を挙げる。具体策としては、生徒・保護者のニーズに応え、期待以上の成績向上の実現、付加価値の高い商品・サービスの提供、社員一人当たりの生産性の見直しを進め、利益率向上と環境変化への迅速対応を図る。DX面では、AI搭載の新昴LMSとライブ配信授業で培ったノウハウを活かし、新規サービス提供と顧客満足度向上、新たな顧客ニーズの捕捉による事業拡大を目指す。少子化対応では、高校入試をゴールとせず大学進学や将来の職業を見据えた学びの必要性の啓蒙を継続し、高校授業料無償化を機に新規サービスも検討する。人材面では、大学2、3年生向けインターンシップ機会の検討、福岡・熊本エリアの就職イベント参画、大学機関訪問、アルバイト学生研修の拡充、社員登用強化を進める。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第一は少子化の影響とする。学齢人口減少は通塾動機の希薄化と競争激化を招き、業績に影響する可能性がある。第二は財務面で、自社物件が多いことに伴う有利子負債を背景に、金利情勢の変化が経営成績に影響する可能性を抱える。第三は個人情報管理で、生徒・保護者情報の漏洩が発生した場合、社会的信用の失墜を通じて業績に影響する可能性がある。加えて、地価下落や競争激化に伴う減損損失発生、新型コロナウイルス感染症及び新たな感染症拡大による影響も挙げる。

6. ガバナンス

経営の基本方針として、「我が子、我が事と思い、厳しく指導する」「学力、気力、体力を養成する」「責任をもって一人残らず第一志望校に合格させる」を指導理念に据える。経営指標は総資産経常利益率及び自己資本当期純利益率の向上とし、有利子負債の圧縮を進めて財務体質の改善充実を図り、株主に対する安定的な利益還元の実現を目指す。人的資本面では、2025年2月20日より昴労働組合が組織される。従業員関連指標として、管理職に占める女性労働者割合、男性育児休業取得率、男女賃金差異を開示する。賃金テーブルや昇給・昇格制度に男女差を設けていない旨も記載する。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VTTR | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.8B 55.4倍 0.9倍 0.0% 5,430.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.5B 3.5B 182,787.0
営業利益 94M 144M 281M
純利益 58M 36M -72,746.0
EPS 98.0 61.0 1.0
BPS 6,040.1 6,161.1 1.0

大株主

株主名持株比率
有限会社学友社0.41%
株式会社日本カストディ銀行 (信託E口)0.06%
株式会社鹿児島銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
昴取引先持株会0.04%
株式会社南日本銀行0.03%
西 村 道 子0.03%
西 村   秋0.02%
株式会社宮崎銀行0.01%
三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.01%
昴社員持株会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-10-24有限会社 学友社 41.57%--
2021-12-07みずほ信託銀行株式会社 0.05%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2023-10-24EDINET大量保有有限会社 学友社大量保有 41.57%
2021-12-07EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.05%