Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ヤマダホールディングス (9831)

家電販売を中核に、住建、金融、環境まで広げる持株会社。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、情報家電に加え、リフォーム、家具・インテリア、戸建住宅、住宅設備、住宅ローン、保険、リユース・リサイクルを一体展開し、「くらしまるごと」戦略でグループシナジー拡大を図る。家電流通業界のリーディングカンパニーと位置付け、全国47都道府県の店舗網を基盤に市場シェア拡大を進める。[本社]群馬県高崎市 [創業]1973年 [上場]1989年

1. 事業概要

株式会社ヤマダホールディングスは、家電・情報家電等の販売と住まい関連商品販売を主軸とする持株会社。事業はデンキ、住建、金融、環境、その他に区分する。デンキ事業は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電、パソコンや携帯電話などの情報家電の販売に加え、リフォーム、家具・インテリア等の住まい関連商品を扱う。住建事業は、戸建て住宅を中心とした住宅販売と、バスやキッチン等の住宅設備機器の製造・販売を担う。金融事業は、「くらしまるごと」をコーディネートするサービスの一環として、新築、リフォーム、資金決済、保険商品、ライフプラン提案の5分野で各種金融商品を展開する。環境事業は、家電やパソコンを中心とした製品のリユース・リサイクル・再資源化を手掛ける。グループは連結子会社35社、非連結子会社12社、持分法適用関連会社2社などで構成し、主要子会社としてヤマダデンキ、ヒノキヤグループ、ヤマダホームズ、ハウステック、ヤマダファイナンスサービス、ヤマダLABIカード、インバースネットなどを擁する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、家電販売を起点に住宅、金融、環境まで接続した「くらしまるごと」戦略にある。単一商材の量販ではなく、家電、家具・インテリア、リフォーム、住宅、住宅設備、住宅ローン、保険、資金決済、リユース・リサイクルをグループ内で連携させる構造が特徴となる。デンキ事業ではLIFE SELECT店舗をコアとしたエリア店舗開発を進め、全国47都道府県すべてに店舗を展開するネットワークを有する。リスク記載では、当業界において売上高でトップに位置していると認識すると明記し、家電小売での規模優位を示す。加えて、都市型、郊外型、小商圏型、地域密着型など市場規模に応じた多業態展開を行い、LIFE SELECT、LABI、テックランド、YAMADA web.com、アウトレット店を使い分ける点も集客面の強みとなる。商品面ではPB+SPA商品としてヤマダオリジナル商品の積極開発を掲げ、商品利益率向上と差別化を狙う。金融事業では保険商品の販売チャネル拡充によりストック収益の確保を明示し、リカーリング性を持つ収益源の育成を進める。環境事業ではリユース・リサイクルシステムを構築し、自己完結型のグループ内資源環境システムを推進する方針を示す。

3. 市場環境

市場環境は、回復期待と不透明要因が併存する構図となる。会社は、2026年3月期の個人消費について、賃金上昇の動き、各種経済政策、インバウンド需要拡大を背景に緩やかな回復を見込む一方、物価上昇継続による消費者マインドの下振れや、日米金融政策・通商政策の影響による景気下押しリスクを挙げる。家電小売業界は少子高齢化、人口減、ネット・デジタル社会の浸透の中で競争が激しく、大型家電量販店に加え、総合スーパー、ホームセンター、インテリア・家具・雑貨、オンライン販売など幅広い業態が競合相手となる。規制面では、大規模小売店舗立地法、独占禁止法関連規制、景品表示法、下請法、家電リサイクル法の適用を受けるほか、住宅関連では建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、保険関連では保険業法の影響を受ける。大店立地法による出店・増床規制は、店舗開発のスピードに影響し得る参入・拡張上の制約となる。

4. 成長戦略

成長戦略は、2025年開始の「2026/3~2030/3 中期経営計画」を軸に、「くらしまるごと」戦略の総仕上げとグループシナジー拡大を進める内容となる。2030年3月期の目標として、売上高2兆2,000億円、経常利益1,000億円、ROE8.5%を設定する。デンキセグメントでは、LIFE SELECT店舗をコアとしたエリア店舗開発による市場シェア拡大、最適化された価格戦略の維持継続、グループインフラを活用したEコマース拡大、PB+SPA商品開発、リフォーム・家具インテリア事業拡大、セルアウト商品戦略と在庫運用最適化を推進する。全社では業務効率化推進室を新設し、本社管理機能・営業支援機能の構造改革、物流拠点と2024年問題に対応した物流サプライチェーン適正化、店舗統廃合、人材の適正配置、デジタル会員獲得強化、DX活用を進める。住建では土地付分割・分譲住宅戦略、新商品販売、営業エリア拡大、DXによる受注から着工までの期間短縮、中古再販、不動産ネットワーク強化、「住まいの相談カウンター」活用を掲げる。金融ではヤマダNEOBANK住宅ローンの商品改定、家電・家具インテリア・リフォーム販売スキームとの連携、LABIカード事業拡大、ビッグデータ構築への寄与、保険販売チャネル拡充を進める。環境では家電買取強化、新リユース工場であるヤマダ西日本リユースセンター山口工場の2025年5月操業開始、廃棄物焼却発電施設の2027年稼働予定を示し、資源循環機能の内製化を強化する。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に競争激化リスク。価格競争、出店競争、顧客獲得競争、人材獲得競争が継続し、他社の低価格攻勢や競合間のM&A・提携が利益率を圧迫し得る。第2に店舗開発リスク。好立地確保で他社競争が生じるほか、新規出店、改装、業態転換には多額の資金を要し、大店立地法の審査進捗次第で出店や増床が遅延する可能性がある。第3に景気・需要変動リスク。国内個人消費、金利、税制、為替、燃料価格、住宅着工、天候、季節要因に業績が左右され、特に季節家電は冷夏や暖冬の影響を受けやすい。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、持株会社体制の下で全社共通人員573人を配置し、グループ経営資源の最適化・最大化を進める方針を示す。経営ではキャッシュ・フローを重視したローコスト経営、ESG経営、サステナビリティマネジメントを掲げ、循環型社会の構築と人的資本経営を推進する。環境面では、2031年3月期までに2021年3月期比でスコープ1およびスコープ2のCO2排出量42%削減を目標に設定する。労務面ではヤマダホールディングスユニオンがUAゼンセンに加盟し、労使関係は安定すると記載する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6TF | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
521.7B 13.9倍 0.6倍 0.0% 539.6円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1629.1B 1592.0B 1600.6B
営業利益 42.8B 41.5B 44.1B
純利益 26.9B 24.1B 31.8B
EPS 38.9 34.8 40.2
BPS 919.9 892.4 853.7

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
株式会社テックプランニング0.09%
山田 昇0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
ソフトバンク株式会社0.03%
JPモルガン証券株式会社0.02%
株式会社群馬銀行0.02%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
ジェーピー モルガン チェース バンク 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
NORTHERN TRUST GLOBAL SERVICES SE,LUXEMBOURG RE LUDU RE: UCITS CLIENTS 15.315 PCT NON TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-26株式会社テックプランニング 9.31%(1.07%)
2024-07-16株式会社テックプランニング 7.65%+1.37%
2024-07-16株式会社テックプランニング 9.08%+1.43%
2024-07-16株式会社テックプランニング 9.33%+0.25%
2024-07-16株式会社テックプランニング 10.38%+1.05%
2021-12-06ブラックロック・ジャパン株式会社 3.61%(3.24%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-03TDNet配当・還元ヤマダHD自己株式の取得状況に関するお知らせ551-1.09%
2026-01-26EDINET大量保有株式会社テックプランニング大量保有 9.31%548-0.16%
2026-01-05TDNet配当・還元ヤマダHD自己株式の取得状況に関するお知らせ525-0.63%
2025-12-24TDNet新規事業ヤマダHDTechSuite株式会社との資本業務提携に関するお知らせ509+0.18%
2025-12-01TDNet配当・還元ヤマダHD自己株式の取得状況に関するお知らせ470+1.21%
2025-11-17TDNetその他ヤマダHD従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての 自己株式の処分に関するお知らせ463-1.06%
2025-10-01TDNet配当・還元ヤマダHD自己株式の取得状況に関するお知らせ474-0.68%
2025-09-01TDNet配当・還元ヤマダHD自己株式の取得状況に関するお知らせ470+0.21%
2025-07-25TDNetその他ヤマダHD譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ454-0.15%
2025-06-12TDNet配当・還元ヤマダHD連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ444-0.68%
2024-07-16EDINET大量保有株式会社テックプランニング大量保有 7.65%
2024-07-16EDINET大量保有株式会社テックプランニング大量保有 9.08%
2024-07-16EDINET大量保有株式会社テックプランニング大量保有 9.33%
2024-07-16EDINET大量保有株式会社テックプランニング大量保有 10.38%
2021-12-06EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 3.61%