共同紙販ホールディングスグループは、当社、関東流通、ファイビストオフィスの3社で構成し、洋紙の販売を主たる業務とする。事業は洋紙卸売事業、不動産賃貸事業、物流事業の3区分で展開する。洋紙卸売事業では、当社が洋紙及び板紙を顧客へ販売し、ファイビストオフィスを通じて特殊紙等を仕入れる。物流事業では、関東流通が当社を含む顧客商品の保管、加工、配送を担う。不動産賃貸事業では、当社が所有不動産を活用して賃貸収益を確保する。経営の基本理念として、教育と文化に「紙」媒体を通じて貢献する方針を掲げ、日本全国に網羅した拠点から原紙をタイムリーに配送し、新聞、書籍、教育図書、情報雑誌、帳票類、折込広告等の製作に関与する。2025年3月末の連結従業員数は141人で、内訳は洋紙卸売114人、物流13人、全社14人となる。
提示テキスト内で特許、独自技術、ブランド力、圧倒的市場シェアなどの明示は確認できない。一方、事業運営上の優位性としては、日本全国に網羅した拠点から原紙を配送し販売する体制、ならびに本社及び子会社を含め全国8か所に拠点を置く地域密着型の販売網が挙げられる。卸としてコンバータ及びユーザーと直接取引する点も特徴で、顧客との関係強化やきめ細かい営業活動を通じて、安定供給と適正価格販売に取り組む。さらに、物流子会社をグループ内に持ち、保管・加工・配送を内包する体制は、紙流通における供給安定性とサービス一体運営に資する。加えて、不動産賃貸事業を併営し、所有不動産の活用による収益基盤の安定化を図る構造を持つ。高いスイッチングコストやネットワーク効果の定量的記載はないが、長年の取引関係と全国拠点運営の蓄積は参入障壁の一端となる。
国内紙流通業界を取り巻く環境は、更なるデジタル化の加速や物価上昇による個人消費の停滞を背景に、紙需要の減少が更に進む見通しとなる。一方で、環境負荷の少ない循環型の紙素材は引き続き多様な用途で使用され、デジタル媒体との共存が図られると会社は認識する。紙業界の商品流通は、製紙メーカー、代理店、卸、コンバータ、ユーザーが主たる流れとなり、同社グループは卸に属する。原材料の多くを輸入に頼るため、原油価格や為替変動が商品価格に影響し、市況次第では仕入価格上昇分を同時に販売価格へ転嫁できない局面が生じる。物流面ではコスト上昇圧力が強く、効率化が重要課題となる。規制や許認可に関する強い参入障壁の記載は提示テキスト内では確認できない。
同社グループは、目標経営指標として当期純利益、ROE、ROA、ROICの4指標を掲げ、2028年3月期までに当期純利益2億円以上、ROE5%、ROA3%、ROIC5%をそれぞれ安定的に達成する方針を示す。戦略の中心は収益力拡大にあり、安定した利益確保を実現したうえで、資産圧縮や資本政策を推進し、更なる企業価値向上を目指す。事業面では、紙需要減少への対応として取扱商品の多角化を進め、主力の印刷・情報用紙に加え、板紙、産業用紙、家庭紙等の販売を強化する。物流コスト上昇への対策として、本社及び名古屋支店で在庫圧縮と固定費の変動費化施策を開始した。本社では2024年3月期第4四半期に外部倉庫との契約形態見直しを実施し、名古屋支店では2025年5月に賃借倉庫契約を解約して協力業社への業務委託へ移行した。他支店も含め、協力業社と連携した相互の在庫活用や共同配送を推進し、物流の効率化とコスト削減を図る。M&Aについては沿革上、2022年1月にわかば紙商事の全株式取得、同年4月に吸収合併の実績が確認できるが、今後のM&A方針の明示は提示テキスト内では確認できない。
主要リスクは第1に紙業界の市況変動となる。仕入価格上昇分を販売価格へ十分転嫁できない場合や、原油価格、為替変動、国内外の経済状況が業績に影響する可能性を持つ。第2に取引先の信用リスクとなる。掛売りを行うため、取引先の信用状況悪化が業績へ影響する可能性を持つ。第3に自然災害及び感染症等のリスクとなる。全国8拠点体制のため、地震や感染症拡大時には販売活動制限、物流寸断、設備や商品への被害、販売機会喪失が生じ得る。このほか、不動産市況悪化による賃貸条件の悪化、保有投資有価証券の時価変動もリスク要因となる。
沿革上、2016年6月に監査等委員会設置会社へ移行した。資本政策面では、株式市場からの評価をこれまで以上に意識し、資本コストを上回る資本収益性の達成に焦点を当てる方針を示す。2022年1月には資本金を1億円に減資し、22億8,105万円をその他資本剰余金へ振り替えた。株主還元の具体的な配当方針や自己株式取得方針は、提示テキスト内では確認できない。人的資本面では、提出会社の管理職に占める女性労働者比率15.4%、男性育児休業取得率100.0%を開示し、労働組合はないものの労使関係は良好と記載する。沿革上の本店所在地は東京都北区滝野川で、創業は1947年、上場は1989年の店頭登録となる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 3.4B | 112.2倍 | 0.8倍 | 0.0% | 4,650.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16.9B | 16.7B | 17.0B |
| 営業利益 | -10M | 94M | 153M |
| 純利益 | 28M | 59M | 101M |
| EPS | 41.5 | 87.3 | 151.2 |
| BPS | 5,767.0 | 5,890.1 | 5,724.7 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本製紙株式会社 | 0.19% |
| 日本紙通商株式会社 | 0.12% |
| 日本紙パルプ商事株式会社 | 0.11% |
| KPPグループホールディングス株式会社 | 0.07% |
| 巣鴨信用金庫 | 0.03% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.02% |
| 郡司 光太 | 0.02% |
| 新生紙パルプ商事株式会社 | 0.02% |
| 郡司   勝美 | 0.02% |
| 堀川産業株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-11-30 | KPPグループホールディングス株式会社 | 6.36% | +1.36% |
| 2023-11-30 | KPPグループホールディングス株式会社 | 6.00% | (0.36%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-26 | TDNet | その他 | 共同紙 | 投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ | 4,580 | +0.00% |
| 2026-02-04 | TDNet | 業績修正 | 共同紙 | 投資有価証券売却(特別利益)の計上及び2026年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ | 4,595 | +0.33% |
| 2026-02-04 | TDNet | 決算 | 共同紙 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 4,595 | +0.33% |
| 2025-09-11 | TDNet | その他 | 共同紙 | 固定資産の譲渡に伴う特別利益(固定資産売却益)の計上に関するお知らせ | 4,720 | +0.00% |
| 2023-11-30 | EDINET | 大量保有 | KPPグループホールディングス株式会社 | 大量保有 6.36% | — | — |
| 2023-11-30 | EDINET | 大量保有 | KPPグループホールディングス株式会社 | 大量保有 6.0% | — | — |