Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

英和株式会社 (9857)

工業用計測制御機器を中核に、環境計測・分析機器、測定・検査機器、産業機械を扱う独立系商社。国内の直接需要家向け販売と卸販売に加え、子会社で製造、東北でのエンジニアリングサービスや電気・計装工事、中国・台湾での販売を展開。全国拠点網と現場密着営業を活かし、DX、GX、防災・減災分野の拡販、クロスセル、M&Aや戦略提携を通じた成長を志向。[本社]大阪府大阪市西区 [創業]1947年 [上場]1989年

1. 事業概要

英和グループは、当社と子会社4社で構成し、工業用計測制御機器、環境計測・分析機器、測定・検査機器、産業機械等の製造販売並びにサービスを展開。中核は当社による国内市場での直接需要家向け販売と卸販売で、取扱商品の性質と販売市場の類似性から単一セグメントとして運営。双葉テックは工業用計測制御機器や産業機械等の製造を担い、主として当社経由で販売。東武機器は東北地区で産業オートメーション機器・システムの販売に加え、エンジニアリングサービス、電気・計装工事の設計施工を担う。海外では英和双合儀器商貿(上海)有限公司が中国市場、台湾英和電子股份有限公司が台湾市場で販売を行う。営業部門の人員が厚く、現場密着型の営業体制を敷く点が事業運営の特徴となる。

2. 競争優位性

提示テキストから確認できる競争優位の中核は、全国展開した営業拠点網、独立系商社としての提案営業力、ならびに製造・販売・工事・サービスを組み合わせた対応範囲の広さにある。中期計画では、これらを活かして既存顧客への深耕開発と成長ビジネスへの注力を掲げており、単なる機器販売にとどまらず、各種センサー、情報通信機器、道路維持機械、特殊車両、産業機械まで含む幅広い商材をクロスセリングする方針を示す。東武機器によるエンジニアリングサービスや電気・計装工事、双葉テックによる製造機能は、商社機能に周辺サービスを重ねる体制として機能。1952年の計量器販売許可、1980年の機械器具設置工事の一般建設業許可、1981年の同大臣許可、1989年の電気工事の一般建設業の大臣許可の取得履歴は、一定の許認可対応力と事業遂行ノウハウの蓄積を示す。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

経営環境として、景気は回復基調ながら一部足踏みが見られる一方、各種政策効果に支えられ緩やかな回復を見込むと記載。需要面では、少子高齢化に伴う労働人口減少や技能継承停滞への対応として、IoT、生成AI、DXを活用した生産性向上投資が堅調に推移する見通しを示す。加えて、環境負荷低減に貢献する素材開発、防災・減災、国土強靭化、サステナビリティ経営、人的資本投資も底堅い需要領域と位置付ける。他方、資源・エネルギー価格、米国の通商政策、地政学的リスク、為替変動により先行き不透明感が強まり、短期的には企業の設備投資マインドが弱まる可能性を指摘。売上高のうち概ね50%を占める工業用計測制御機器は設備投資動向の影響を受けやすく、景気感応度の高い事業構造を持つ。

4. 成長戦略

2023年4月開始の中期3カ年計画は、2025年3月期業績が従来予想を前倒しで達成し、施策の成果も出始めたことから対象期間を1年間延長。2027年3月期を目標年度とし、連結売上高500億円、経常利益30億60百万円、ROE11%以上の達成を目指す。経営基本方針は「持続可能な成長に向けた5Sの強化」。重点戦略の第1は、DX実現をテーマにした生産設備の自動化や予知保全導入に資する各種センサー、情報通信機器の拡販。第2は、GX推進の流れを捉え、環境負荷低減に資する商品や水素・アンモニアを利活用する先端技術開発分野へのソリューション提供。第3は、防災・減災や国土強靭化に関連する道路維持機械、特殊車両、産業機械の拡販。第4は、現場密着営業による新商材発掘と幅広い商品・ソリューション提案によるクロスセリング推進。加えて、国内市場縮小に備えた海外との輸出入拡大、グローバル人材育成、取扱商材拡充や国内販売体制強化、成長分野強化を目的とした企業買収や戦略的提携も視野に入れる。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に景気変動リスク。工業用計測制御機器が売上高の概ね50%を占め、国内外の経済環境悪化により設備更新需要の停止や遅延が生じた場合、業績への影響が大きい。第2に与信・品質関連リスク。取引先倒産による貸倒れに加え、納入した機材や装置に予測し得ない不適合が生じ、事件や事故が発生した場合、営業上の損失を被る可能性がある。第3に情報・災害リスク。機密情報や個人情報の漏洩、自然災害、感染症拡大は営業活動や納期に支障を及ぼし得る。下期偏重の季節性も投資判断上の留意点となる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、機密情報管理規程や個人情報保護方針に基づく情報管理を実施し、サイバー攻撃高度化への対応としてEDRを導入。環境面ではISO14001認証を取得し、外部機関からの適正性評価の取得に積極的に取り組む。人的資本投資を中期計画の重要施策に位置付け、社員一人ひとりが能力を最大限発揮する体制整備を進める方針を示す。労働組合員数は258名で、労使関係は円満に推移。株主還元の具体方針、取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。沿革上は1947年に大阪市西区で創業し、1989年に大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に上場、その後東証市場第二部を経て2022年にスタンダード市場へ移行。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5IA | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
17.4B 8.7倍 1.0倍 0.0% 2,688.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 47.1B 43.3B 41.3B
営業利益 2.8B 2.3B 1.9B
純利益 2.0B 1.7B 1.3B
EPS 308.8 263.6 208.7
BPS 2,679.4 2,490.4 2,207.3

大株主

株主名持株比率
光通信株式会社0.07%
株式会社UH Partners 20.05%
東京計器株式会社0.04%
長野計器株式会社0.03%
阿 部 健 治0.03%
株式会社エスアイエル0.03%
株式会社百十四銀行0.03%
阿 部 和 男0.03%
阿 部 英 男0.02%
英和社員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-29光通信株式会社 15.53%+0.36%
2025-05-26光通信株式会社 15.17%+1.00%
2024-02-28光通信株式会社 14.17%+1.03%
2023-08-07光通信株式会社 13.14%+1.00%
2022-01-18光通信株式会社 12.14%+0.32%
2021-11-29光通信株式会社 11.82%+0.19%
2021-10-22光通信株式会社 11.63%+1.02%
2021-06-03光通信株式会社 10.61%+1.04%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-20TDNet人事英和監査役の辞任および補欠監査役の監査役就任に関するお知らせ2,740-0.95%
2025-09-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.53%2,341+0.09%
2025-09-19TDNet人事英和執行役員人事に関するお知らせ2,358-0.38%
2025-05-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.17%2,176+1.75%
2024-02-28EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.17%
2023-08-07EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.14%
2022-01-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.14%
2021-11-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.82%
2021-10-22EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.63%
2021-06-03EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.61%