Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社松屋フーズホールディングス (9887)

牛めし・カレー・定食を提供する「松屋」を主力に、とんかつ「松のや」、カレー「マイカリー食堂」、すし、中華、ステーキ、カフェまで多業態を展開する外食グループ。国内外で新規出店と既存店改装を継続し、4工場・生産物流センター体制で調達分散と効率化を推進。券売機改良やセルフ化、人材投資も進め、ブランド力と店舗運営力の強化を図る。[本社]東京都武蔵野市 [創業]1966年 [上場]1990年

1. 事業概要

株式会社松屋フーズホールディングスは、牛めし・カレー・各種定食等を提供する和風ファーストフード店「松屋」の運営を主力事業として展開する企業グループ。飲食事業の単一セグメントで事業を構成し、牛めし業態「松屋」に加え、とんかつ業態「松のや」、カレー業態「マイカリー食堂」、すし業態「すし松・福松」、中華業態「松軒中華食堂」、ステーキ業態「ステーキ屋松・ステーキ定食松牛」、カフェ業態「テラスヴェルト」を展開する。さらに、パスタ業態「麦のトリコ」、石焼鍋業態「トゥックン²」など新業態の確立も進める。国内では新規出店と既存店改装を継続し、海外では台湾、香港、中国、ベトナムに拠点を持つ。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、多業態展開と自前の生産物流インフラを組み合わせた運営体制にある。原材料価格高騰や為替変動リスクに対応するため、仕入先・仕入地域の多様化、直接購買の推進に取り組み、嵐山工場、富士山工場、川島生産物流センター、六甲生産物流センターの4工場体制で稼働率向上、効率化、分散によるリスク回避を推進する。店舗運営面では、既存の券売機システムの改良を進め、ご注文からお支払いまでストレスフリーな食環境づくりを目指す。加えて、セルフサービス店舗増加推進や店舗オペレーションの数値化により、生産性向上を図る。ブランド面では「松屋」を主力に、複数業態の磨き込みを進めており、国内総店舗数1,000店舗達成の沿革も持つ。特許や市場シェアの具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

外食市場は、雇用や所得環境の改善を背景とした個人消費の改善やインバウンド需要の拡大が追い風となる一方、急激な為替変動、国際情勢、物価上昇の継続により先行き不透明な状況に置かれる。事業運営上は、原材料価格、人件費、エネルギーコストの上昇が収益性に影響しやすい構造を持つ。規制面では、各店舗が食品衛生法の規制を受け、営業には都道府県知事の許可が必要となる。食中毒等が発生した場合には、食品廃棄、営業許可取り消し、営業禁止、営業停止などの行政処分リスクを負う。海外展開では、法律・規制変更、政治経済要因、人材確保、為替変動、社会的混乱などの不確実性が存在する。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は「新規出店」「既存店改装」「人材投資」に置く。新規出店では当連結会計年度に国内外合計107店舗を開設し、首都圏、関西圏、東海・北陸圏、北関東・甲信越、北海道・東北圏、中国・四国・九州・沖縄圏、海外へ広く展開する。既存店では2店舗の全面改装と222店舗の一部改装を実施し、店舗競争力の維持向上を図る。業態戦略では、「松屋」「松のや」「マイカリー食堂」に加え、すし、中華、ステーキ、カフェの各業態で多店舗展開の準備が整っているとし、積極的成長を目指す。海外では台湾(台北)・香港で新規出店を推進し、令和6年6月には中国広東省に現地法人「広東松乃家餐飲管理有限公司」を設立し、東アジア中心の展開を継続する。M&Aは長期の経営計画上の重要事項と位置付け、シナジーがある案件に取り組む方針を示す。加えて、食品残渣リサイクルループの一環として養豚事業を進め、令和6年度は68百頭の出荷実績を計上し、今後の規模拡大を掲げる。気候変動対応では各工場及び店頭で太陽光発電装置の設置を進め、TCFDに基づく開示体制構築も進める。

5. リスク

主要リスクの第1は食材調達リスク。原産地の異常気象、疫病、法律・規制変更、為替変動により安定調達や価格維持が難しくなる可能性を持つ。第2は衛生管理リスク。食品衛生法に基づく規制下で、食中毒等が発生した場合には営業停止等の行政処分につながる可能性を持つ。第3は人件費と海外展開リスク。労働法令改正による人件費負担増加、海外での規制変更や政治経済要因、為替変動などが業績に影響する可能性を持つ。

6. ガバナンス

提示テキスト内で取締役会構成や独立社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、持株会社体制へ平成30年10月に移行し、グループ経営を進める。人的資本面では、2万人を超える店舗従業員と約2千人の社員を成長の基盤と位置付け、教育・人材確保への投資拡充を掲げる。令和5年8月にはグループの健康経営の考え方を定め、労働環境改善と健康増進を全社的に推進する。労働組合は「松屋フーズユニオン」で、労使関係は円満に推移する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5US | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
106.4B 48.7倍 2.3倍 0.0% 5,580.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 154.2B 127.6B 106.6B
営業利益 4.4B 5.3B 1.5B
純利益 2.2B 2.9B 1.3B
EPS 114.7 152.9 65.9
BPS 2,392.8 2,301.5 2,171.8

大株主

株主名持株比率
瓦葺 利夫0.20%
有限会社ティケイケイ0.16%
有限会社トゥイール0.10%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.05%
瓦葺 一利0.05%
瓦葺 香0.04%
株式会社商工組合中央金庫0.03%
株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行 退職給付信託口)0.02%
松屋社員持株会0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-03瓦葺 利夫 50.32%+0.05%
2026-03-03瓦葺 利夫 50.32%+0.06%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-03EDINET大量保有瓦葺 利夫大量保有 50.32%5,680-1.06%
2026-03-03EDINET大量保有瓦葺 利夫大量保有 50.32%5,680-1.06%
2026-02-24TDNetその他松屋フーズHD発行価格及び売出価格等の決定に関するお知らせ6,120-1.96%
2026-02-16TDNet資本政策松屋フーズHD新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ6,740-8.31%
2026-01-05TDNetM&A松屋フーズHD株式会社松富士の株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ(開示事項の経過)6,480-1.08%
2025-12-15TDNetその他松屋フーズHD株式会社松富士の株式の取得(子会社化)に向けた株式譲渡契約書の締結に関するお知らせ6,320+0.63%
2025-06-26TDNetその他松屋フーズHD支配株主等に関する事項について5,890+0.34%