Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社日伝 (9902)

日伝グループは、動力伝導機器、産業機器、制御機器を中核に、減速機、ベアリング、コンベヤ、油空圧機器、センサ、ロボット、通信機器まで幅広い生産財を販売する機械商社。全国の支店・営業所・物流センターを分散配置し、多様な業種に小口分散で取引する体制を構築。上海、タイ、ベトナム、米国にも展開し、設計製造やオンラインプラットフォーム機能も補完する。[本社]大阪市中央区 [創業]1952年 [上場]1991年

1. 事業概要

株式会社日伝は、動力伝導機器、産業機器、制御機器等の機械設備及び機械器具関連商品の販売を主力とする企業グループ。取扱品目は、減速機、変速機、チェーン伝導用品、ベルト伝導用品、歯車伝導用品、カップリング、ベアリング、直動機器、金属材料、合成材料、セラミック、新素材に及ぶ。加えて、コンベヤ、運搬機器、振動機、昇降揚重機、搬送システム、包装・梱包システム機器、モータ、環境機器、ファン、集塵・洗浄機器、ポンプも扱う。制御分野では、油圧機器、空圧機器、真空機器、シーケンサ、表示器、アクチュエータ、センサ、スイッチ、エンコーダ、画像処理、測定機器、ロボット、通信・ネットワーク機器、無停電電源装置までカバーする。連結子会社では、岡崎機械が木工用機械等の販売、日伝国際貿易(上海)が動力伝導機器等の販売、エヌピーエーシステムが油圧システム等の設計・製造、アペルザがものづくり産業向けオンラインプラットフォームを提供する。非連結子会社では、空間洗浄Lab.が除菌消臭装置の製造・販売、プロキュバイネットが電子購買ポータルサイトを運営し、タイ、ベトナム、米国の現地法人が海外販売を担う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、取扱商品の広さと販売網・物流網の蓄積にある。動力伝導、搬送、制御の各領域を横断して幅広い生産財を扱うため、製造業の高度化、合理化、省力化、安全性向上に対し、複合提案を行いやすい構造を持つ。沿革上も、名古屋支店、九州支店、東京支店の開設に加え、本社配送センター、東部物流センター、中部物流センター、近畿商品部(西部物流センター)を整備し、流通配送体制の強化を進めてきた。リスク記載では、販売先が小口分散化され、我が国の様々な業種にわたって取引すると明記し、顧客基盤の分散がうかがえる。さらに、エヌピーエーシステムの油圧システム設計・製造、アペルザのオンラインプラットフォーム、プロキュバイネットの電子購買ポータル運営を組み合わせ、単純卸売にとどまらない商社機能の拡張を進める。ISO14001、ISO9001の認証取得も、業務品質や環境対応の基盤整備として位置付く。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

同社を取り巻く機械器具関連業界は、原材料や燃料価格の高騰、人件費上昇による製造コスト増加という逆風を受ける一方、脱炭素、DX、人手不足対応に向けた省力化投資ニーズが底堅く推移する環境にある。日本経済全体では、中国経済の減速、円安の長期化、中東等の地政学リスクなど不透明要因が残る。需要面では、同社業績が鉱工業生産指数や製造工業の稼働率指数と関連性が高いとされ、製造業の需給や在庫調整の影響を受けやすい。海外では中国、タイ、ベトナム、米国に現地法人を持ち、法規変更や政治・経済情勢の変化、為替変動の影響も受ける。事業活動には各種公的規制が及び、コンプライアンス対応も継続課題となる。

4. 成長戦略

2024年度から2026年度までの第4次中期経営計画「New Dedication2026」~新たな貢献へ~を推進する。存在意義として「つくる人・つかう人の想いを繋ぎ、誠実にモノづくりの未来に貢献する」を設定し、従来の提供価値と磨き上げてきた商社機能にサステナビリティの視点を加え、継続的成長と持続可能な社会の実現を目指す。重点施策は、市場戦略としてパートナーシップ戦略、成長市場でのビジネス拡大、社会・環境課題ビジネスへの取り組みを掲げる。コーポレート戦略では、サステナビリティ経営、人財戦略、投資・財務戦略、業務改革・DX、BCPを推進する。経営指標としては、景気に左右されない自立成長型企業を志向し、中長期的に安定して営業利益率5.0%以上、1人当たり営業利益額7百万円以上、総資産経常利益率6.5%以上、自己資本利益率8.0%以上を目標に置く。M&A面では、岡崎機械、エヌピーエーシステム、アペルザの子会社化実績があり、商材、機能、デジタル接点の拡充を進めてきた。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に景気変動リスク。生産財を幅広く扱う一方、製造業の需給不均衡、景気変動、在庫調整の影響を受ける。第2に海外・為替リスク。中国、タイ、ベトナム、米国の現地法人運営に伴い、政治・経済情勢、法規変更、為替変動が業績に影響し得る。第3に供給・業務継続リスク。自然災害、感染症、情報システム障害、不正アクセスにより、物流拠点や商品供給、業務継続に支障が生じる可能性を抱える。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、社是に「誠実」を掲げ、堅実経営に徹し、取引先をはじめとするステークホルダーとの対話を通じて信頼関係を築く方針を示す。コンプライアンス対応として「コンプライアンス・リスク管理委員会」を設置し、役員及び従業員向けに「コンプライアンス行動ガイドブック」を整備する。海外子会社管理では、当社から役員又は担当者を派遣し、海外情勢の把握や法規変更への対応を進める。情報管理規程の整備、バックアップ体制構築、BCP推進も統治基盤の一部となる。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VYVQ | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
72.4B 14.7倍 0.8倍 0.0% 2,413.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 134.8B 126.9B 131.6B
営業利益 6.8B 5.8B 6.3B
純利益 4.9B 4.7B 5.0B
EPS 164.3 151.8 158.2
BPS 2,920.7 2,900.8 2,748.7

大株主

株主名持株比率
日伝共栄会0.13%
日伝仕入先持株会0.08%
株式会社利双企画0.06%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.04%
株式会社百十四銀行0.03%
日伝従業員持株会0.03%
西木 利彦0.03%
西木 進0.03%
株式会社ニシキ興産0.03%
株式会社みずほ銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-26西木 利彦 10.31%+0.01%
2026-02-26西木 利彦 10.87%+0.56%
2025-08-22株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2025-07-07株式会社みずほ銀行 0.02%+0.02%
2023-07-04牛田 幸吉 12.69%+1.01%
2022-08-24西木 利彦 10.31%+0.01%
2022-07-07西木 利彦 10.31%+0.01%
2022-03-18寺田 俊彦 0.00%(7.09%)
2022-03-18小林 保一 7.21%+2.21%
2021-12-02寺田 俊彦 7.09%+1.03%
2021-07-02寺田 俊彦 7.09%+1.03%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-26EDINET大量保有西木 利彦大量保有 10.31%2,510+1.99%
2026-02-26EDINET大量保有西木 利彦大量保有 10.87%2,510+1.99%
2026-02-18TDNetその他日伝売出価格等の決定に関するお知らせ2,500+1.72%
2026-02-03TDNet決算日伝2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,480-0.60%
2025-08-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%2,860+0.52%
2025-08-21TDNetM&A日伝子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ2,830+1.06%
2025-07-18TDNetその他日伝譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,770-0.58%
2025-07-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%2,684+0.67%
2025-06-20TDNetその他日伝譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ2,858-4.44%
2023-07-04EDINET大量保有牛田 幸吉大量保有 12.69%
2022-08-24EDINET大量保有西木 利彦大量保有 10.31%
2022-07-07EDINET大量保有西木 利彦大量保有 10.31%
2022-03-18EDINET大量保有寺田 俊彦変更
2022-03-18EDINET大量保有小林 保一大量保有 7.21%
2021-12-02EDINET大量保有寺田 俊彦大量保有 7.09%
2021-07-02EDINET大量保有寺田 俊彦大量保有 7.09%