Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日邦産業株式会社 (9913)

日邦産業は、産業資材販売とプラスチック成形品の製造販売を中核とし、エレクトロニクス、モビリティ、医療・精密機器で展開する。専門商社機能とファブレスメーカー機能、国内外一体の事業運営、11工場と研究開発センターを活用した量産・自動化技術の横展開が特徴。中計ではメーカー事業比率拡大とEcoプロダクツ事業育成を推進する。[本社]大阪府吹田市 [創業]1952年 [上場]1991年

1. 事業概要

日邦産業グループは、当社と連結子会社13社で構成し、産業資材全般の販売とプラスチック成形品の製造販売を主力事業とする。報告セグメントは「エレクトロニクス」「モビリティ」「医療・精密機器」の3区分とし、マーケット別の事業部が国内外の包括戦略を立案して事業活動を展開する。エレクトロニクスでは、電子部品および住宅設備の関連メーカー向けに、高機能材料、加工部品、治工具、機器などを専門商社として、またファブレスメーカーとして販売する。モビリティでは、自動車メーカーおよび自動車部品メーカー向けに、樹脂成形品と同組立品を核とした自動車関連部品を国内外で製造販売する。医療・精密機器では、医療機器メーカーやプリンターメーカー向けに、樹脂成形品および同組立品などを国内外で製造販売する。加えて、タイの国際地域統括本部におけるマネジメント業務などをその他事業に含む。

2. 競争優位性

同社の競争力は、商社機能とメーカー機能を併せ持つ事業構造、ならびに顧客固有ニーズに応じた開発・量産対応力にある。エレクトロニクス分野では専門商社とファブレスメーカーの両面から提案可能にあり、単純な流通にとどまらない付加価値をサプライチェーン内で発揮する構図を持つ。製造面では国内外に11工場を有し、モビリティと医療・精密機器を中心に樹脂成形品と組立品を供給する体制を構築する。研究開発活動では、稲沢事業所内に研究開発センターを開設し、自社技術・自社製品の創出準備を進めるほか、高度な技術の壁を乗り越えて取得した全自動・半自動ラインの量産に係るコア技術をグループ企業へ横展開する方針を示す。さらに、異色性のあるパートナー企業とのネットワークづくりを通じ、新商材開発や差別化技術を活用した自社企画製品の具体化を進める。特約店契約等を通じたパートナー企業との連携も事業基盤の一部を成す。市場シェアや特許件数などの定量的優位性は、提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業展開地域は日本、アセアン、中華圏にまたがり、顧客業界は電子部品、住宅設備、自動車、医療機器、プリンターなど多岐に及ぶ。足元の経営環境として、米国の関税政策の影響を見通しにくい状況に加え、エレクトロニクスではスマートフォン関連部材の回復不透明感、モビリティではアセアンおよび中国市場の落ち込み継続、医療・精密機器ではプリンター関連部品の落ち込み継続を懸念要素として挙げる。法規制面では、各国の法的規制の適用を受けるグローバル事業にあり、将来の規制変更が事業活動を制限する可能性を認識する。環境面では、CO2排出量削減やカーボンニュートラルへの対応を経営課題に位置付けており、環境配慮型素材、水素エネルギー、CO2排出量の削減および利用を新事業開発の対象とする。

4. 成長戦略

中期経営計画2025では、本業の利益である連結営業利益の3ヵ年累計目標とROE目標を掲げ、最終年度に営業利益20億円の達成を目標に据える。長期経営目標2031では、「“異色ある価値”の創造で、お客様のものづくりの進化と持続可能な社会の実現を支えるエッセンシャル・カンパニーへ!」を長期ビジョンに定める。重点視点は、①メーカー事業の売上高構成比の拡大、②Ecoプロダクツ事業の立ち上げおよび拡大、③財務規律の見直しによる積極的な成長投資の実行の3点とする。メーカー事業の売上高構成比は現状の2分の1から3分の2超への拡大を目指す。投資面では、中期経営計画2025における現行事業の機能強化、新事業の基盤づくり、R&D、能力増強・自動化、人的資本への成長投資の計画枠を30億円から60億円プラスアルファへ倍増する方針を示す。設備投資では、モビリティ向けのプラスチック射出成形機・金型、エレクトロニクス向けのフィルム加工事業設備、医療・精密機器向けの機械装置・運搬具、全社では研究開発センター建設などを進める。新事業では、環境配慮型素材、水素エネルギー、CO2排出量の削減および利用に資する製品・商材の開発を軌道に乗せ、Ecoプロダクツ事業を第4の事業の柱へ育成する方針を掲げる。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に品質保証リスクにあり、販売後の不具合発生時にはリコール費用等に関する賠償請求が生じる可能性を持つ。第2にサプライチェーン関連リスクにあり、パートナー企業の事業方針変更や顧客の調達方針変更、原材料や部材の価格高騰・供給逼迫が業績に影響し得る。第3にグローバル生産体制に伴うリスクにあり、自然災害、感染症、法的規制、情報漏洩、サイバー攻撃などが生産・出荷や事業運営を制約する可能性を持つ。これらに対し、品質マネジメント、情報管理規程、リスク管理マニュアル、需給調整と在庫保有、専門家を交えた法規制対応を進める。

6. ガバナンス

経営方針は、三方一両得の精神に基づき、「異色ある価値を提供し、世界をリードするお客様のモノづくりを支えること」を存在目的に据える。サステナビリティ委員会がE・S・Gに関するリスクと機会を洗い直し、具体的活動を推進する体制を敷く。Eでは2051年3月期までのカーボンニュートラルを長期目標とし、2031年3月期時点でCO2排出量を2022年3月期比25%以上削減する中期目標を設定する。Sでは人的資本の強化と多様性の実現、Gではコンプライアンス遵守を最重要マテリアリティに特定し、啓発活動と監査・監督を継続する。株主還元方針の具体的内容は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0EI | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
34.5B 24.4倍 2.1倍 0.0% 3,785.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 44.9B 41.9B 38.9B
営業利益 2.0B 1.9B 1.9B
純利益 1.4B 1.5B 1.3B
EPS 155.2 162.8 141.1
BPS 1,831.8 1,648.0 1,405.3

大株主

株主名持株比率
フリージア・マクロス株式会社0.20%
GLOBAL ESG STRATEGY(常任代理人立花証券株式会社)0.07%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)0.07%
日邦産業社員持株会0.06%
株式会社フジミインコーポレーテッド0.04%
GLOBAL ESG STRATEGY(常任代理人フィリップ証券株式会社)0.04%
GLOBAL ESG STRATEGY2(常任代理人立花証券株式会社)0.03%
株式会社三井住友銀行0.03%
田中 喜佐夫0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-07AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 16.09%+11.09%
2026-01-07AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 17.23%+1.14%
2025-12-26AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 17.66%+0.43%
2025-09-18AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 17.23%+1.14%
2025-07-28AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 16.09%+11.09%
2025-07-22Swiss-Asia Financial Services  16.06%+1.14%
2025-07-22Swiss-Asia Financial Services  0.00%(16.06%)
2025-07-22AXIUM CAPITAL PTE.LTD. 16.09%+11.09%
2025-06-09Swiss-Asia Financial Services  16.06%+1.14%
2025-04-16Swiss-Asia Financial Services  14.92%+0.08%
2025-03-27Swiss-Asia Financial Services  14.84%+0.37%
2025-02-12Swiss-Asia Financial Services  14.47%+1.06%
2024-09-06Swiss-Asia Financial Services  13.41%+1.38%
2024-08-28Swiss-Asia Financial Services  12.03%+1.07%
2024-06-21Swiss-Asia Financial Services  10.96%+1.06%
2024-02-09Swiss-Asia Financial Services  9.90%+0.48%
2023-11-08Swiss-Asia Financial Services  9.42%+1.31%
2023-09-07Swiss-Asia Financial Services  8.11%+1.53%
2023-08-22Swiss-Asia Financial Services  6.58%+2.58%
2021-08-16株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.03%(2.86%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-04TDNet決算日邦産業2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,950-1.02%
2026-01-07EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 16.09%2,850-1.75%
2026-01-07EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 17.23%2,850-1.75%
2025-12-26EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 17.66%2,768+0.04%
2025-09-18EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 17.23%2,615+2.14%
2025-07-28EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 16.09%2,674-1.16%
2025-07-23TDNetその他日邦産業主要株主の異動に関するお知らせ2,640-1.02%
2025-07-22EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 16.06%2,626+0.53%
2025-07-22EDINET大量保有Swiss-Asia Financial変更2,626+0.53%
2025-07-22EDINET大量保有AXIUM CAPITAL PTE.LT大量保有 16.09%2,626+0.53%
2025-06-09EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 16.06%2,380+4.20%
2025-04-16EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 14.92%2,244+0.71%
2025-03-27EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 14.84%2,310+1.26%
2025-02-12EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 14.47%
2024-09-06EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 13.41%
2024-08-28EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 12.03%
2024-06-21EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 10.96%
2024-02-09EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 9.9%
2023-11-08EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 9.42%
2023-09-07EDINET大量保有Swiss-Asia Financial大量保有 8.11%