Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社王将フードサービス (9936)

中華料理を主体とする直営レストランチェーンを運営し、FC加盟店等へ中華食材も販売する。創業来の「早く、うまく、安く」と店舗での手作り調理、食材の品質・鮮度へのこだわりが特徴。久御山工場の麺ライン更新、餃子や麺の改良、テイクアウトネット予約やセミセルフレジ導入を進め、重点地域出店とFC直営化で1,000店舗達成を目指す。[本社]京都府京都市山科区 [創業]1967年 [上場]1993年

1. 事業概要

株式会社王将フードサービスグループは、当社、王將餐飲服務股份有限公司、株式会社王将ハートフルで構成し、中華料理を主体にした直営レストランチェーンの運営と、フランチャイズ加盟店等への中華食材等の販売を行う。沿革上、京都四条大宮の1号店開店を起点に、京都市内を中心として店舗展開を進め、関東、東海、九州へと商圏を拡大する。営業方針として「早く、うまく、安く」を掲げ、食材の品質と鮮度にこだわりながら、店舗での手作り調理による大衆中華料理店を展開する点に特色を持つ。足元では金閣寺店等12店舗の出店、枚方市駅前店等8店舗の改装、久御山工場の麺ライン更新を実施する。商品面では「餃子の王将をもっと美味しくChallenge2025」として麺を刷新し、卵の調合、厚み、小麦粉の練り具合を見直したほか、平打ち麺を新開発する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年にわたり蓄積した店舗運営ノウハウ、工場と店舗を組み合わせた供給体制、そしてブランド認知に置く。沿革では1974年の会社設立時点で直営15店舗、FC3店舗を承継しており、早期からチェーン運営の基盤を形成する。2007年には国内500店舗の出店を達成しており、広域での店舗網構築が進む。商品面では、餃子改良に続く麺リニューアル、北海道産小麦の風味を引き出す配合見直し、平打ち麺の新開発など、既存メニューの継続的ブラッシュアップを進める。生産面では主力工場である久御山工場の麺ラインを最新設備へ更新し、品質と生産性の向上、新たな付加価値商品の開発を推進する。食材面では取引先と連携し、定期的な産地訪問を通じて生産者との協力体制を構築する。ブランド面では「人生においしい力を」をコンセプトとしたテレビCMを放映し、食事そのものに加えて独自の体験価値を訴求する。会員施策として沿革に第1回「ぎょうざ倶楽部」会員募集開始の記載もあり、顧客接点の継続強化を図る。

3. 市場環境

提示テキスト内では外食中華市場の市場規模やシェア数値は確認できない。一方、事業環境としては、出店余地の多い関東地域を中心に新規出店へ取り組む状況が示されており、地域別の拡大余地が存在する。規制面では、食品衛生法に基づく営業許可、HACCPに沿った衛生管理、食品表示法、景品表示法、独占禁止法、中小小売商業振興法、食品リサイクル法、容器包装リサイクル法、省エネ法、プラスチック資源循環促進法など、多岐にわたる法的規制の下で事業を運営する。店舗内調理を行う業態のため、消防法、建築基準法、都市計画法の影響も受ける。加えて、異常気象や災害、食材価格上昇、SNSでの情報拡散など、外食企業にとって重要な外部要因への対応力が求められる。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は、人材、店舗・工場投資、商品力、ブランド力の4点に整理できる。人材面では、従業員満足度調査をエンゲージメント可視化の手段として活用し、待遇や労働環境の改善、各種研修、アルバイト・パート向けランクアップシステムを整備する。2023年から2025年まで3年連続のベースアップと定期昇給を実施し、新卒採用強化へ向け大卒初任給も引き上げる。店舗戦略では、海外を含む重点出店地域への積極出店、FC店舗の直営化、既存FCオーナーの複数出店支援を進め、1,000店舗達成を目指す。既存店では省エネ化を含む大規模改装を進める。DXでは自動釣銭機、セミセルフレジ、「テイクアウトネット予約」の開発を進め、顧客利便性向上と省力化、生産効率向上を図る。DX戦略の最終目標は、デジタル技術が創り出す価値の導入による、人にしか創り出せない価値の最大化に置く。商品戦略では餃子改良に続く麺刷新を実施し、既存メニューの魅力向上を図る。ブランド戦略では2025年スローガンとして「プロの技と、プロの味と、プロの誇りを。おいしい力が、未来を変える。」を掲げる。加えて、重要性の高い社会課題を8つのマテリアリティに整理し、持続可能な社会形成を成長の前提として追求する。

5. リスク

主なリスクは3点に集約できる。第1に出店戦略リスクで、商圏、立地条件、賃借料水準に見合う物件を確保できない場合、新規出店数が計画を下回る可能性を持つ。第2に食材調達・安全性リスクで、災害、異常気象、需給変動、豚コレラ、鳥インフルエンザ、残留農薬問題などが安定供給や仕入価格に影響する。第3に法規制・衛生リスクで、食品衛生法違反や食中毒、異物混入が発生した場合、営業停止、許可取消、信用低下につながる可能性を持つ。これに対し、産地分散、定期監査、衛生検査、FSSC22000・ISO9001・HACCP・JFS-B規格の取得維持、BCP策定などで抑制を図る。

6. ガバナンス

リスク管理体制では、代表取締役社長を最高責任者とし、その直属組織として各部室長で構成するリスクマネジメント会議を定期開催する。重点リスクの抽出、分析、予防策と発生時対応策の策定、施策実行状況の確認と是正を行う。危機発生時には経営危機対策本部を設置し、迅速な対応で損失極小化を図る。人的資本面では、障害者雇用を目的とする特例子会社王将ハートフルを設立し、女性の重要ポジション登用や外国人労働者の特定技能制度活用も進める。株主還元方針としては、資本効率を重視しつつ、安定的かつ持続的な配当による還元向上に努める方針を示す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2HP | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
216.6B 21.7倍 2.4倍 0.0% 3,100.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 111.0B 101.4B 93.0B
営業利益 10.9B 10.3B 8.0B
純利益 8.1B 7.9B 6.2B
EPS 142.9 140.2 110.2
BPS 1,313.7 1,215.6 1,112.7

大株主

株主名持株比率
アサヒビール株式会社0.11%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.08%
ジャパンフードビジネス株式会社0.07%
アリアケジャパン株式会社0.06%
加藤 梅子0.03%
加藤 ひろみ0.03%
公益財団法人 加藤朝雄国際奨学財団0.03%
王将フードサービス取引先持株会0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
吉田 英里0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-05-21ジャパンフードビジネス株式会社 0.00%(6.01%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-03TDNetその他王将フード2026年2月 月次売上高(速報版)3,180-0.94%
2026-01-07TDNetその他王将フード2025年12月 月次売上高(速報版)3,240-0.46%
2025-12-22TDNetその他王将フード譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ3,210+0.00%
2025-12-03TDNetその他王将フード2025年11月 月次売上高(速報版)3,155+1.27%
2025-11-25TDNetIR王将フード2026年3月期第2四半期 決算説明会3,185+1.41%
2025-10-03TDNetその他王将フード2025年9月 月次売上高(速報版)3,555+1.83%
2025-09-02TDNetその他王将フード2025年8月 月次売上高(速報版)3,785+1.19%
2025-07-02TDNetその他王将フード2025年6月 月次売上高(速報版)3,785-2.77%
2025-06-12TDNet人事王将フード組織変更および人事異動に関するお知らせ3,570-0.56%
2025-05-21EDINET大量保有ジャパンフードビジネス株式会社変更3,445+0.58%