Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ジョイフル (9942)

ジョイフルは洋食中心のファミリーレストランを国内外でチェーン展開し、主力の「ファミリーレストランジョイフル」に経営資源を集中する。九州中心のドミナント、3工場と配送拠点、自社工場製造、FC網、アプリやQRオーダー導入、DX投資が運営効率と収益安定化を支える。新業態、テイクアウト、デリバリー、外販強化も進める。[本社]大分県大分市 [創業]1976年 [上場]1993年

1. 事業概要

ジョイフルグループは、株式会社ジョイフルと子会社15社で構成し、洋食メニューを中心としたレストラン事業を中核に据える。国内では当社および株式会社ジョイフル北日本他9社がチェーン展開し、海外では台灣珍有福餐飲股份有限公司が同業態を展開する。加えて、株式会社フレンドリーが関西地区でうどん専門店を運営する。周辺事業として、株式会社ジョイナスが情報サービスのシェアードサービスを担い、株式会社ジョイフル商事が冷凍食品等を販売し、株式会社ジョイフルサービスが保険代理店業を行う。主力はイートインを主とする「ファミリーレストランジョイフル」業態にあり、フランチャイズ店舗を含む全店舗のうち同業態の比率は94.9%を占める。自社工場ではハンバーグ類、ステーキ類、ソース類を製造し、各店舗へ配送するほか、大手スーパーやドラッグストア向けにハンバーグ類の外販も行う。さらに、社員独立フランチャイズ制度を通じてフランチャイズチェーン加盟契約を締結し、関連当事者の株式会社アメイズともフランチャイズ契約を締結する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、「ファミリーレストランジョイフル」業態の強みとして明示されるローコスト・オペレーションにある。経営資源である「人」「物」「金」「情報」を主力業態へ集中投下し、九州地区を中心にドミナントを形成してきた点が運営効率と認知の基盤となる。フランチャイズ店舗を含む全店舗数661店舗のうち326店舗が九州地区に立地し、地域集積による配送・人材配置・運営管理の効率化がうかがえる。供給面では3つの自社工場と配送拠点を保有し、主力商品の製造から配送までを自社で担う体制を構築する。品質面では食品衛生法に準じた「ジョイフル品質管理基準」を設け、自社工場、配送センター、店舗で厳格に食材を管理し、社内専門部署が妥当性を確認する。営業面ではスマートフォン専用無料アプリ「ジョイフルアプリ」、店内QRオーダーシステム、QRコード決済の全店導入を進め、顧客接点のデジタル化と店舗オペレーションの効率化を図る。人材育成では研修施設「ジョイフルカレッジ」を活用し、模擬店舗を用いた実践研修まで整備する。特許やブランド力の定量評価、市場シェアの数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

外食産業を取り巻く環境として、少子高齢化の急速な進行と国内人口の減少という構造変化が、業界へ直接的な影響を及ぼすと認識する。加えて、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れ、金融資本市場の変動、国際競争の激化が経営環境の不透明感を高める。コスト面では、食肉の多くを海外から輸入しており、国際市況や円安の影響を受ける。野菜類も天候不順による価格高騰リスクを抱える。規制面では、食品衛生法、食品リサイクル法、各種トレーサビリティ法等の適用を受け、労働面では最低賃金や社会保険・労働保険の加入基準見直しが収益に影響しうる。需要面では、テレワーク浸透によるイートイン需要の変化、感染症流行による外食需要減少、デリバリー需要の高まりが店舗立地ごとの需要構造を変えうる。

4. 成長戦略

中長期戦略として、「地域に必要とされる店舗作り」と「磐石な収益構造と財務基盤の構築」を継続しつつ、「出店」と「新業態の開発」を重要戦略に位置付ける。商品施策では、多様化するライフスタイルや消費動向に合わせた新商品開発、主力商品・既存商品のブラッシュアップ、地域ごとの嗜好に応じた最適商品の開発を進める。営業施策では、QSC向上を目的にジョイフルカレッジを活用し、店長のマネジメント力や従業員のオペレーション力を強化する。販路拡張では、テイクアウト販売、デリバリー販売、自社工場製品の外部販売を強化し、社員独立フランチャイズ店舗の拡大によって収益の安定化を図る。DX投資も成長戦略の柱に据え、商品開発のサポートシステム、新店売上予測モデル、調理作業効率化のためのサポートシステムを開発し、商品開発、事業計画、オペレーション効率化、新人トレーニング簡素化につなげる。管理施策では、店舗ごとの営業時間見直しや不採算店舗の退店、地域子会社内の営業管轄区割りの統廃合を進め、全社収益性の改善を図る。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主力事業依存が最大の事業リスクとなる。全店舗の94.9%を「ファミリーレストランジョイフル」業態が占めるため、同業態への支持低下は業績へ直結しうる。供給面では、輸入食材価格の変動、BSEや口蹄疫、天候不順による野菜調達難、自社工場や配送網の停止がリスクとなる。地理面では本社を大分市に置き、九州に店舗、工場、配送拠点が集中するため、地震や台風等の自然災害の影響を受けやすい。加えて、従業員の約92%がパートタイム労働者で構成され、労働関連法令改正による人件費上昇リスクを抱える。

6. ガバナンス

グループ経営管理の視点から、「人」「物」「金」「情報」の最適配分と見直しができる体制構築を進める方針を示す。情報サービスのシェアードサービスを担う株式会社ジョイナスを設立し、管理基盤の整備を進める。人材面では通年採用、人事制度改定、能力開発に注力し、研修施設ジョイフルカレッジを活用する。労使関係は、UAゼンセンジョイフル労働組合を中心に円満に推移すると記載する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細なガバナンス情報は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WOVG | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 69.6B 66.0B 59.1B
営業利益 3.2B 3.9B 1.7B
純利益 2.3B 3.3B 1.6B
EPS 74.4 107.5 52.2
BPS 398.2 334.7 236.6

大株主

株主名持株比率
ジョイ開発有限会社0.40%
公益財団法人穴見保雄財団0.13%
株式会社アナミアセット0.05%
穴見  陽一0.03%
ジョイフル従業員持株会0.01%
株式会社商工組合中央金庫0.01%
株式会社SBI証券0.01%
UAゼンセンジョイフル労働組合0.00%
マネックス証券株式会社0.00%
穴見くるみ0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-02-22ジョイ開発有限会社 38.63%+4.50%
2024-02-16ジョイ開発有限会社 38.63%+4.50%
2021-08-26穴見 保雄 0.00%(12.18%)
2021-08-26公益財団法人穴見保雄財団 12.18%+12.18%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-16TDNet決算ジョイフル2026年6月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-16TDNet特損・減損ジョイフル子会社の特別損失の計上に関するお知らせ
2026-02-02TDNetその他ジョイフルノロウィルスによる食中毒事故に関するお詫びとお知らせ
2026-01-21TDNet不祥事・訂正ジョイフル(訂正)「当社子会社(株式会社フレンドリー)による株式併合に伴う完全子会社化に関するお知らせ」の一部
2026-01-19TDNetMBO・上場廃止ジョイフル当社子会社(株式会社フレンドリー)による株式併合に伴う完全子会社化に関するお知らせ
2026-01-19TDNet業績修正ジョイフル子会社の通期業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-09TDNetその他ジョイフル譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-12-15TDNetその他ジョイフル譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-11-10TDNet決算ジョイフル2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-10TDNet業績修正ジョイフル子会社の第2四半期(中間期)業績予想値と実績値との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ
2025-09-16TDNetその他ジョイフル公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するお知らせ
2025-08-12TDNet決算ジョイフル2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-12TDNet配当・還元ジョイフル剰余金の配当に関するお知らせ
2025-08-12TDNetその他ジョイフル子会社の親会社への借入金返済猶予に関するお知らせ
2024-02-22EDINET大量保有ジョイ開発有限会社大量保有 38.63%
2024-02-16EDINET大量保有ジョイ開発有限会社大量保有 38.63%
2021-08-26EDINET大量保有穴見 保雄変更
2021-08-26EDINET大量保有公益財団法人穴見保雄財団大量保有 12.18%